Column:Interview
2011年5月1日号
教師と医師 二つの夢が今に生きる
医療技術短期大学 二見眞一郎講師

医療短期大学の2010年度ティーチング・オブ・ザ・イヤーを受賞した「臨床病態学供廚鮹甘する二見眞一郎講師。京都大学大学院薬学研究科修士課程を修了し、高校教諭を目指したものの断念、製薬会社へ入社した。新薬の臨床試験業務に携わりつつ、多くの医療機関を訪問する多忙な5年間を過ごした。


会社員時代は仕事にやりがいを感じつつも「医療とは、医師とは何だ」と、疑問を感じてきたという。「医師として患者さんのために精いっぱい働き、共に喜び、笑い、泣いたりして生きたい」と一念発起。会社を辞め予備校講師として働きながら、医学部入学を目指した。2年後に東海大学医学部へ入学し、卒業後は医師に。

医療短大で教鞭を執ることになったのは、恩師の誘いがきっかけ。教員になりたいという思いも実現した。今は予備校で身に付けた「教える技術」と臨床医としての両方の経歴が生かされていると話す。「医療現場での経験など、具体的な話題で学生の興味を引き出します。分かりやすい講義を提供するのは当然の義務」。遠回りしたからこそ見える、医療への冷静なまなざしと教育への熱い思いが垣間見えた。 (志)

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(写真)工夫を凝らした図解を盛り込んだレジュメなど、「分かりやすさ」にこだわる二見講師