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2011年5月1日号
close up HERO 相模高野球部・渡辺選手
走攻守で魅せるリードオフマン
渡辺 勝外野手(3年)

5試合で打率4割1分7厘、5打点、6得点。門馬監督が「うちの顔」と評する渡辺選手は、3度目の甲子園を縦横無尽に駆け巡った。1年生の春から出場機会をつかみ、「打つことより出塁することが第一」と話す相模高打線の1番打者だ。1年秋の公式戦では打率4割5分5厘、昨夏の神奈川県大会でも5割をマークし、年ぶりとなる夏の甲子園へと導いた。

だが、これだけコンスタントに結果を残しても「まだまだです」と下を向く。「本当に調子がいい時はどんな球でも来い! と思える。練習でそういう感覚をつかめても、公式戦まで維持できない。今大会は先頭打者としての出塁があまりできなくて、勢いに乗せる活躍ができなかった」と悔やむ。

しかし一方で、「走塁面では貢献できた」と手応えも。50メートル6秒0の俊足を飛ばし、出塁すれば常に一つ先の塁を狙う。「リードを大きくしたり、走ったり。投手にプレッシャーをかけることが自分の役割」と話す。さらに守りも堅く、ヒット性の当たりも難なくさばく。「相手のデータを把握し、打者のスイングやファウルの方向などを見て、内外野と声をかけ合ってポジションを決める」という。

門馬監督は「目に見えなくても勝利に貢献している、存在感のある選手になってほしい」と期待を寄せる。「昨夏の甲子園が終わった後は、やり切った感覚が強くて、なかなか気持ちを切り替えられなかった」という渡辺選手。「今回はまだ夏がある。大事なところで一本打てるように、もっともっと、うまくなりたい」 (恵)

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