特集:東海大生200人に聞きました
2011年10月1日号
体を動かし健康的な生活を
「気分転換」や「友達をつくる」手段にも

運動会などが盛んに行われる10月。大学スポーツでは、9月から始まった野球やラグビーなどのリーグ戦が佳境を迎え、選手たちが勝利を目指して汗を流している。一方で、大学生になり運動する機会が減ったという学生も多いのでは? 東海大生の“運動事情”を200人に聞いた。

「運動不足を感じていますか?」との問いに、「かなり感じている」「少し感じている」と答えた学生は、合わせて76%にのぼる。約8割もの学生が運動不足を感じているが、「解消するために何かしていますか?」との問いには43%が「いいえ」と回答。多くの学生から「部活やアルバイト、勉強で忙しくて時間がない」(海洋学部1年・女子)などの声が上がった。

だが一方で、「駅から自宅まで歩いたり、なるべく階段を使うようにしている」(文学部3年・女子)という意見も。日常生活の中で軽く体を動かすことも、運動不足を解消する有効な手段となるはずだ。

校舎によっては、フィットネスルームや体育館などの施設があり、ラケットやボールなどの用具を借りることもできる。「空いた時間にボールを借りて運動している。リフレッシュできるし、友達と楽しく過ごせる」(農学部3年・男子)という意見もある。しかし、「大学の施設を利用したことはありますか?」との質問に、「はい」と答えた学生は48%にとどまっている。「利用の仕方が分からない」(理学部1年・男子)という学生は、まずスポーツ教育センタースポーツ課や、各校舎の教学課を訪れてほしい。

「運動をすることで友人の輪が広がった」(国際文化学部2年・女子)、「勉強の合間などに運動すると、気分がリセットされてやる気が起きる」(健康科学部3年・女子)と、メリットをあげる学生も多い。今夏の猛暑、そして厳しい残暑が過ぎ去り、「スポーツの秋」がやってきた。この機会に、体を動かしてみてはどうだろうか? (構成・編集部)

大学の施設や用具を活用しよう!

各校舎では学生が自由に使用できるスポーツ施設や用具が数多く用意されている。湘南校舎では15号館にあるフィットネスセンターや屋内プールが利用可能=右表参照。授業期間には卓球、バドミントンやサッカーボールなどの用具貸し出しも行われており、授業や部活動の空き時間には体育館やグラウンドも利用できる。他校舎でも同様に用具の貸し出しなどが行われている。詳細はスポーツ教育センタースポーツ課(湘南のみ)または各校舎の教学課などで確認を。


monitor's Voice 「無理せず楽しむ」方法を考える
学生モニター 荒井俊也さん(工学部2年)


高校時代に入っていたバスケットボール部で、運動の面白さを知りました。今は部活をしていませんが、週に数回、ランニングや筋トレなどを自主的に行っています。運動する際に気をつけているのは、事前にメニューを考えること。内容を決めておけば、何をするか迷うことなく、時間を効率的に使ったトレーニングができるからです。また、けがなく続けていくためには、軽めなメニューから始め、体が温まってから本格的に動くことも大切です。私の場合は腹筋運動から始め、気分を盛り上げたいときはアップテンポな音楽を聞いています。

目標を短期、中期、長期と3つに分け、トレーニングをすることも、モチベーションの維持につながっていると思います。 例えば、ベンチプレスで100キロを持ち上げることを長期目標としたとき、まずは80キロに挑戦します。次に90キロを持ち上げるという中期目標を設け、段階を踏むことでスムーズにレベルアップできます。

私は、体を動かす習慣ができてから病気にかかりにくくなりました。体力がついたおかげで、授業中の集中力も増しています。「無理をせずに、楽しみながら取り組む」という気持ちを持って、これからも運動を続けていきたいです。


運動不足はすぐに解消できる
体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科 萩裕美子教授


アンケートの結果から、多くの学生が「運動不足を解消したい」と思っている反面、「時間がない」「何から始めていいか分からない」と、実際の行動に移せていない様子がうかがえました。

健康的な生活を送るためには、適度な運動が欠かせません。時間がないという学生も、しっかりと体を動かす意識を持ち、早めに歩くだけで、いわゆる“運動”に取り組めます。歩いた距離や歩数、体重などを記録しておくことも勧めたいですね。自分の運動量を客観的に見ることで、本当に運動不足なのかを確認できます。市販の歩数計はもちろん、携帯電話でも機種によっては歩数を記録できます。ゲーム感覚で挑戦し続けることで、楽しく効果的な運動を継続できるのではないでしょうか。

また、スポーツに取り組むことも、運動不足を解消する有効な手段です。湘南校舎などでは、昨年度の新入生から体育科目が必修となりました(清水校舎は11年度から。高輪と九州、北海道の3校舎は12年度から)。この機会に、単位のためだけではなく自分の体のために、積極的に履修してほしいですね。

実際にスポーツをするだけでなく、正しい体の動かし方について専門の知識を持った教員から指導を受けておけば、社会人になった後も必ず生きてきます。歳をとってから「何かスポーツを始めたい」と思ったときに、スムーズに始めることができるでしょう。まずは、自分に合った運動の手段やスポーツを見つけることが、楽しみながら続けるコツです。

学生たちの声から
Q. 運動をするメリットは?
▼体調が整い、公私ともに充実してきた(産業工学部3年・男子)
▼友人ができ、暇な時間もつぶせる(生物理工学部3年・男子)
▼ストレス解消になる(芸術工学部2年・女子)
▼通学路を変えて以前より歩くようにしたら、肌がきれいになった(情報通信学部3年・女子)
▼無理なダイエットをしなくてもやせることができる(国際文化学部4年・女子)
▼ジャムのふたを開けられるようになった(法学部2年・男子)
▼筋トレの成果があり肉体改造された。おしゃれが楽しめるようになり、自信を持てるようになった(工学部3年・女子)
▼暴飲暴食が少なくなった。走った後はすがすがしい気持ちになれた(情報理工学部3年・男子)
▼身も心もすっきりし、朝の目覚めが良くなった(国際文化学部3年・女子)
▼階段を上ることが楽になった(総合経営学部4年・女子)

Q. なぜ運動しないのですか?
▼三日坊主になってしまう(理学部1年・女子)
▼体育の授業を一緒に履修してくれる友達がいない(文学部3年・女子)
▼始めるきっかけがない(農学部2年・男子)
▼徒歩で移動することが多いため、運動不足を感じない(健康科学部1年・女子)