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2012年2月1日号
仰星高ラグビー部が全国大会で準優勝
魅せるラグビーで決勝へ

第91回全国高校ラグビーフットボール大会が昨年12月27日から1月7日まで、大阪府・近鉄花園ラグビー場で開催された。7年連続13回目の出場となった付属仰星高校は、初戦から順調に勝ち上がり、決勝で大会2連覇中だった東福岡高校と対戦。第86回大会以来3回目の優勝を目指したが、24-36で惜しくも敗れ準優勝に。それでも、大会を通した選手たちの成長は、来季につながる成果だった。

「観客に楽しんでもらうプレーをして勝つことが、仰星ラグビーの理想像」と土井崇司監督(仰星高教諭)は語る。モールやラックなど密集でのプレーは必要最小限に抑え、ボールを素早く動かし、パスをつないでトライを狙う。今大会でも、グラウンドを左右に大きく使う展開ラグビーで勝ち上がってきた。

決勝戦では、大会3連覇を狙う強豪・東福岡高相手に序盤からミスで失点し劣勢に立たされた。今大会全試合でトライを決めたエース・近藤英人選手(3年)が相手ディフェンスを振りきりトライを奪うも、後半に入ってからも相手の猛攻を受けきれず12- 36と突き放される。しかしそこから意地を見せ、得意の連続攻撃からトライ。ロスタイムに入っても仰星フィフティーンはあきらめることなく攻め続け、敵陣ゴール前からパスをつなぎ最後の一撃を決めた。

「結果としては個々の実力の差が出た。しかし、大会全体を通して選手たちは成長を見せ、理想の魅せるラグビーを実践してくれた」と土井監督は振り返った。


学年をこえて切磋琢磨 代表候補に6選手
春の大阪高校総体では4位、練習試合でも結果が出ず、今年度初旬は勝てない試合が続いたという。試行錯誤の末、1、2年生の起用を増やして試合に臨んできた。その様子に3年生も奮起。学年をこえて切磋琢磨してきた。

決勝戦では1、2年生計6人が先発出場し、チームの要として活躍。大会後には近藤選手ら3年生3選手に加え、湯本睦選手(2年)、野中翔平選手(1年)、野口竜司選手(同)も高校日本代表候補に選出された。「経験を積んだこれからが楽しみ」と土井監督。世界を相手にレベルアップを図った選手たちの活躍に注目だ。(取材=高山はるか・文学部3年)

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(写真上)試合後、あふれる涙をこらえきれない選手たち。吉田幸平主将(3年)は「日本一奪還は後輩たちが実現してくれる」と話した
(写真下)生徒や卒業生、保護者、教職員など約2000人が選手たちに声援を送った