Column:Interview
2014年7月1日号
【卒業生訪問!】 アンドロイドの普及に尽力
嶋 是一さん(1993年度理学部卒)

「気になったらまずやってみる。たくさんのことに触れる中で、残っていったものが自分に合ったものなんだと思うからです」と話す。

KDDIテクノロジーに勤務するかたわら、2012年から携帯電話用OSのアンドロイドに興味を持つ人が集まる日本最大のコミュニティーNPO法人「日本Androidの会」理事長を務める。会ではOSを使った実験イベントや、勉強会の企画運営に多忙な毎日を送っている。

幼少からコンピューターやピアノを習得。キャンプも好きで「多趣味」を自任する。在学中はノーベル賞学者の小柴昌俊教授(当時)のもとで素粒子物理学を研究。大学院修了後はカシオ計算機に就職し、携帯電話端末の開発に参加、モバイルインターネットサービスの通信接続を日本で初めて成功させた。

「携帯電話の開発も、自分がやりたいと思ったわけではなく周囲から爐笋辰討澆覆い〞と声をかけられたのがきっかけ。何十回も失敗を重ねる中で、少しずつ面白くなっていった。どんなことにも前向きに全力でチャレンジしてみる、つらいと思ったらさっさとやめる。それが基本姿勢」と笑う。「まずは動くことが大切。不安だからと立ち止まらず、思いついたところから手をつけてほしい。すべてはそこから始まります」

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1993年度に理学部物理学科卒業後、筑波大学大学院を修了。カシオ計算機を経て2012年からKDDIテクノロジーに勤務。著書に『Google Android入門―携帯電話開発の新技術』(技術評論社)などがある