特集:東海大生200人に聞きました
2015年1月1日号
海外留学したいと思いますか?
国際感覚が身につくチャンス 海外留学に興味ある?

2013年に「官民協働海外留学支援制度」を政府が立ち上げ、大学生の海外留学を促進する官民を挙げた取り組みが始まっている。東海大学でも1970年代から各国の大学との協定に基づいて学生を海外に派遣する海外派遣留学プログラムを展開し、学生の留学を支援。毎年400人近い学生が留学しているが、多くの東海大生はどう思っているのだろうか。学生たちの考えを聞いた。 (構成・編集部)



「海外留学したいと思いますか?」との質問に、45%の学生が「したい」と回答。「どちらかといえばしたい」と合わせると、69%が何らかの形で関心があることがわかった。興味のある語学圏を聞くと、120人が英語圏で1位。ドイツ語、フランス語、中国語、コリア語と続いた。

経験した学生たちは、「日本で勉強するよりも語学の上達が速く感じられた」(情報通信学部4年・女子)、「異文化に触れられるので、考え方が広がる」(海洋学部4年・女子)との成果を証言している。

一方、「留学したくない」と答えた31%の学生からは、「語学力に不安がある」が最も多く42人を数えたほか、「渡航費や滞在費が高い」や「海外での生活が不安」といった理由が上位を占め、高い壁を感じている様子もうかがえた。

「行きたい気持ちはあるが、マイナス面を考えてると行動に移せない」(生物学部3年・女子)、「どこに行けば留学に関する情報が入手できるのかがわからない」(教養学部1年・女子)といった大学への要望も多いうだ。

東海大の海外派遣留学プログラムのうち、1カ月未満の短期分については特定の語学を履修している人であれば誰でも応募できるものや、安価なものも用意されている。新しい年の始まりに、将来の目標に海外留学を加えてみてはどうだろう?



学生たちの声から
▼勉強したことが実践できるとうれしいし、もっと人とコミュニケーションをしようという意欲が高まる(医学部1年・男子)
▼一度は海外に行ってみたいと思う(経営学部1年・男子)
▼行きたいと思ったことがあるが、費用と語学力がネック。その点がクリアできれば、ハードルは下がると思う(基盤工学部1年・男子)
▼親に迷惑をかけたくないという気持ちから、語学の勉強など興味のあることは自分ができる範囲でやろうと思っている(農学部4年・女子)
▼留学すれば語学力が上がるとは思うが、モチベーションが低ければ無駄足に終わる。留学がすべてではないのでは(文学部3年・女子)
▼魅力的ではあるけれど、自分の語彙力や文化の違い、授業のことを考えると手を出しにくい(海洋学部2年・女子)
▼卒業するまでの間に一度はしてみたいと思う(教養学部1年・女子)


まずは海外体験から始めよう
国際部国際課 田中久博 課長

東海大学が各国の政府や大学と結んでいる協定に基づいて展開している海外派遣留学プログラムは、他大学と比べても充実しているといえます。夏季と冬季それぞれの出発分で、短期・中期・長期合わせて全20カ国56コースを用意。昨年度だけでも400人近い学生がこのプログラムを使って留学しています。

このうち、派遣期間が1カ月未満の短期プログラムは、海外未経験の人でも気軽に応募できる「お試しコース」です。とにかく、まずは海外の空気を吸って、街を歩いてそこに住んでいる人たちと接してほしい。それだけでも、人生にとってプラスになるでしょう。さらに学生の費用負担もできる限り少なくし、今後も渡航先や内容のバリエーションを増やしていきたいと考えています。

一方、派遣期間が半年未満の中期と1年未満の長期プログラムは、語学や専門知識をしっかりと身につけたい学生向けのコースです。一定期間、海外での生活にどっぷりとつかって学ぶことで、語学力だけでなく交渉力や海外で生き抜く力を総合的に高められます。

グローバル化が進む中、社会に出れば外国人と接することなしに仕事をすることは難しくなっています。だからこそ、語学力は卒業後の将来設計を立てるうえで、大きな武器になります。海外派遣留学プログラムを活用して、学生のうちに一つでも外国語を身につけてください。きっと一生の宝となるはずです。