金メダリストがそろい踏み
付属熊本星翔高校の柔道場で3月11日、熊本地震復興イベントとして小・中学生を対象にした「柔道教室」が開催された。リオ五輪柔道男子代表監督を務めた井上康生准教授(体育学部)と同女子コーチの塚田真希講師(同)、同五輪柔道女子70キロ級金メダルの田知本遥選手(体育学部卒・綜合警備保障)が、「熊本に元気を届けたい」と、九州キャンパス復興課などと協力して企画した。
当日は熊本校舎近隣の少年柔道教室や中学校から多数が参加。まず、井上准教授が現役時代の得意技である内股を披露し、「どんな投げ技でもまずは相手の体勢を崩すことが重要」とコツを伝授した。続いて塚田講師、田知本選手も技の基本的な動作やトレーニング法などを指導。歴代の五輪金メダリストの言葉に、参加者は熱心に耳を傾けていた。
井上准教授は、「このような活動は微々たることかもしれないが、少しでも夢や元気を与えられれば」と話していた。
(写真)参加者と組み手を交わす田知本選手