がまだせ熊本! 子供たちに笑顔を
熊本の子どもたちに笑顔を届けよう――昨年12月4日に湘南校舎15号館室内プールで第12回「SWIM FESTIVAL2016~がまだせ熊本! 子供たちに笑顔を~」が開催された。同校舎の水泳部が中心となって地域の子どもたちを招いて2005年から毎年実施しているチャリティーイベント。今回は熊本地震で被災した子どもたちの支援をテーマに掲げ、湘南校舎のライフセービングクラブ、トライアスロンサークル、伊勢原校舎の水泳部と協力して企画し、水泳教室に通う子どもら約40人が参加した。
リーダーの深辺明寛さん(体育学部3年)と木村俊介さん(工学部3年)は、「熊本地震では部員の家族や卒業生、同じ東海大のキャンパスも被害を受けたので、健康で安全に部活動に取り組めている私たちが何か力になりたかった」と語る。開会式では、深辺さんが写真などを使って被災地の様子を紹介し、子どもたちも真剣な表情で見つめていた。
続いて行われた「水中大運動会」では、玉入れや宝探しなどを楽しんだ。リオデジャネイロ五輪競泳女子200?平泳ぎ金メダリストの金藤理絵選手(大学院体育学研究科修了・ぎふ瑞穂スポーツガーデン/ Jaked)も駆けつけ、水泳教室や、「オリンピック選手に挑戦!」と題したレースで盛り上がった。
閉会式で加藤健志ヘッドコーチ(体育学部非常勤講師)は、「熊本は大きな被害を受けています。今後、皆も大変な場面に遭遇することがあるはずです。お互いを助け合える社会をつくっていきましょう」とあいさつした。
最後に日本代表グッズなどが出品されたチャリティーオークションも行われた。学生たちは12 月5日から湘南校舎内で募金活動を実施し、オークションの売り上げと合わせてオリジナルのスイミングバッグを制作。熊本で水泳教室を開いて子どもたちにプレゼントする予定だ。
(写真上)部員の持っているかごにボールを投げ入れる玉入れは大盛り上がり
(写真下)昼休みに湘南校舎内で募金を呼びかける水泳部員たち