【先端技術コミュニティACOT】
小学校でものづくりイベント熊本地震で被災した子どもたちに笑顔を――熊本校舎で活動するチャレンジセンター「先端技術コミュニティACOT」が4月23日、熊本県の益城町立益城中央小学校で「光を照らそう! ~笑顔いっぱい 物づくり教室~」を開催。約40人の子どもたちに科学の面白さを伝えた。
ACOTはこれまでにも、県内の子どもたちを対象に数多くの科学イベントを企画している。昨年11月には、益城中央小に通う児童の保護者からの手紙がきっかけで、同校舎の基盤工学部や同じくチャレンジセンターの「メカトロマイスター」と「親子で楽しむサイエンス教室」を開催した。今回のイベントは、同小学校との交流を継続するとともに、子どもたちにものづくりや科学の魅力を伝えようと企画。3年生から6年生までの児童が参加した。
ACOTのメンバー30人はイベントに向けて、「LEDランタン」「光るスライム」「万華鏡」「芳香剤」「ステンドグラス」のブースを用意。参加した児童は一定の時間ごとに各ブースを巡り、メンバーが工夫を凝らしたものづくりに挑戦した。
ホウ砂と洗濯のりなどを使った「光るスライム」作りのブースを担当し、全体の司会進行役も務めた木下雄介さん(基盤工学部3年)は、「子どもたちは想像より熱心に取り組んでくれました。どのブースも好評で、予定の時間をオーバーするほど。進行役としてはちょっと反省ですね」と笑顔を見せた。
会場では、プラスチックの板と黒い画用紙を使い、子どもたちと学生が協力してステンドグラスも制作
=下写真。50センチ×80センチのサイズで『笑顔』『元気』『未来』『希望』と記した4作品を完成させた。「出来上がった作品は小学校に寄贈しました。多くの人たちに喜んでもらえれば」とブースを担当した玉木智子さん(同2年)。
学生たちは、「今後も多くの人に喜んでもらえる活動を展開していきたい」と抱負を語っている。
(写真)子どもたちと作り上げたステンドグラス(写真上部)を寄贈したメンバーたち