農学部生が「灯物語」開催
農学部生有志が結成したグループ「阿蘇の灯」が5月13、14の両日、阿蘇校舎のある熊本県南阿蘇村で約2700基の灯篭を灯すイベント「灯物語」を開いた。
熊本地震の発生から1年1カ月となる時期に合わせ、「震災後1年の節目は報道されるが、その後は情報発信が少なくなる。地震の記憶を風化させたくない」と企画した。学生たちは、SNSなどを通じて全国に熊本へのメッセージを募集。「熊本を忘れない」「復興に向けて頑張ろう」など約8000人から届いた言葉を灯篭に張りつけた。
代表の橋村さくらさん(農学部4年)は、「復興を支援してくださった全国の皆さんに向けて感謝の思いを伝えたいと考えました。一人ひとりの力は小さくても、集まればこの灯篭が描くような大きな力になると感じてもらえれば」と話した。