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“おふくろの味”に舌鼓

2019/5/1

実習学生向けの弁当試食会

阿蘇実習フィールドで4月22日、南阿蘇村黒川地区住民による「復興弁当」の販売に向けた試食会が開催された。東海大学では熊本県、南阿蘇村とともに同地区の復興に向けた「南阿蘇村黒川地区創造的復興プロジェクト」を推進しており、今回の弁当販売の計画もその一環。同地区で下宿やアパートを営んでいた女性住民らによる団体「すがるの里」が4月に結成されており、農学部生が実習授業のために同フィールドを訪れた際の昼食時に手作りの弁当が販売される。
 
試食会は、「すがるの里」のメンバーが直接学生の意見を聞きたいと企画。旧長陽西部小学校で作られた2種類の弁当計100食が運び込まれ、実習を受講する応用植物科学科の2年生約70人が試食した。弁当はから揚げをメーンに、タケノコなどの煮物と卵焼きといった阿蘇地域で取れた素材を使ったメニュー。学生からは、「普段はコンビニ弁当なので、温かくておいしいおふくろの味がうれしい」と歓迎の声が上がっていた。
 
「すがるの里」の渡邉ヒロ子会長は、「献立はメンバーが話し合って、学生の皆さんに喜んでもらえるものを日替わりで考えていきます。地元産の新鮮な野菜もおいしく食べてもらえれば」と話す。
 
弁当は5月の大型連休明けから、学生たちの注文に応じて提供される予定。

 
(写真)弁当はご飯とおかずの量が多い500円版と控え目の400円版が用意された