【臨空校舎】開設に向け学生・教職員が協力
九州キャンパスで7月29日に、2023年度の開設に向けて建設が進んでいる臨空校舎の圃場で「農ある仲間,土ほぐす福幸プロジェクト~みんなで創る学びのフィールド~2021」が実施された。九州キャンパス教育活性化プロジェクト「アグリ実学スキルアップ支援プログラム(略称:アグラップ)」の一環で油糧用ヒマワリの種を植えるもの。農学部と大学院農学研究科の新しい学びのフィールドとなる臨空校舎を学生と教職員が一体となって構築しようと、昨年度に続いて実施された。農学部の学生と教職員ら約30人が参加した当日は、初めに岡本智伸学部長があいさつし、「臨空校舎では現在の3、4年生や大学院生は残念ながら学ぶことはできませんが、農学部のキャンパスにいちばん大切な豊かな土壌づくりに参加してもらいたいと考えています。皆さんの作業が後輩たちの財産になります」と呼びかけた。
続いて農学教育実習センターの技術職員が、経営学でスポーツ健康ビジネス論などの授業を担当する笠井妙美講師の監修を受け「種まき×exercise『播くxercise』」のポージングを指導。その後、参加者が一列に並んでヒマワリの種をまいていった。
36度をこえる高温の中での作業となったが、学生たちは適度に休憩をとりながら汗を流し、最後は圃場に残る石や木材を拾ったほか、作物を害獣から守る電柵張りや鳥よけ張りなど、手分けして作業に取り組んだ。
学生たちは、「後輩たちにはこの畑でたくさんおいしいものを作ってもらいたい」「いち早く実習を体験したいと思い参加しました。実際に臨空校舎で学べる日が楽しみです」と口々に話していた。ヒマワリは10月ごろに見ごろを迎え、11月には種を収穫。油かすは家畜への付加価値をつけた肉生産への利用や食用油として機能性の解析などの開発も進める計画となっている。
(写真上)建設が進む臨空校舎を背に「播くxercise」のポーズも意識しながら種をまく参加者たち
(写真下)技術職員の発案で農業とスポーツがコラボ