News:付属諸学校
2017年9月1日号
独自のプログラムで仲間とともに才能を磨く
学園オリンピック夏季セミナー

学校法人東海大学が、学園の付属中高生を対象に毎年実施している学園オリンピック夏季セミナー。今年度も7月31日から8月5日まで東海大学嬬恋高原研修センターで開催され、国語や数学など7部門に152人の生徒が参加した。8月6日から8日には、湘南校舎などで学園オリンピックスポーツ大会や東海大学高等学校生徒会会長会議なども行われ、学園の仲間とそれぞれの才能に磨きをかけた。

5泊6日の夏季セミナーでは、部門ごとに学園の教育機関の教職員が練り上げた独自のプログラムに挑戦した。

3年連続で参加した数学部門の常松弘輝さん(付属相模高校3年)は、「日ごろ学べない知識や新しい仲間と出会える貴重な機会。今年も参加するのを楽しみにしていました」と話す。また、松本七海さん(付属市原望洋高校2年・ディベート部門)は、「昨年初めて参加しましたが、仲間たちに支えてもらってばかりでした。今年は前回の経験を生かして、より実りのある楽しい6日間にしたい」と目標を語っていた。

豊かな自然を生かす部門間での交流も
国語部門では研修センター周辺からバラギ湖までを散策し、俳句を詠む恒例の「嬬恋吟行」を実施。理科部門では、浅間山の噴火によって流れ出た溶岩が広がる鬼押出し園で土壌調査を行うなど、嬬恋高原周辺の豊かな自然環境を生かしたプログラムが組まれた。

芸術(造形)部門では、研修センター周辺に広がる自然を舞台に、「想像の城」のデザインに挑戦した。生徒たちは4、5人のグループに分かれて、木の形を生かした城や学園の創立者の愛犬が眠る墓地を守る城を築いた。

後藤望杏さん(山形高校3年)は、「写真が好きでこの部門に応募したので、デザインには不安がありましたが、仲間や先生方に支えられて、楽しんで制作できました」と話した。

お披露目会には、英語部門の生徒や教員も参加。それぞれの城を見学した英語部門の生徒は、「数時間で完成させた作品とは思えない」「発想力がすごい!」と驚いていた。

講評では、英語部門の教員が英語で感想を伝え、生徒が日本語に通訳。部門の垣根をこえて、それぞれの才能を発揮し合った。

第1回参加者が実行委員としてアドバイス

今回から実行委員として生徒を指導した加藤英晃講師(工学部)は、付属浦安高校3年時に第1回知的財産部門(2004年度)に参加した経歴を持つ。 

加藤講師は当時、参加にあたり、「しおり付きブックカバー」を考案。その後、特許を取得している。「私も先生方のアドバイスを受けて、成長できました。生徒たちにも充実したプログラムに取り組む中で、成果を生んでほしい」と加藤講師。指導を受けた生徒たちは、「自分のアイデアで特許を取得したいと思っていたので、狎菁〞のアドバイスは心強かった」と話した。

5日目の夜には部門ごとに成果を発表。坂上航来さん(付属静岡翔洋高校中等部1年・英語部門)は、「最初は緊張していたけれど、後半のグループワークでは堂々と話せるようになりました。たくさんの友達や貴重な経験ができたので、来年もまた嬬恋に戻ってきたい」と笑顔を見せていた。

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(写真上から)
▽【数学】確率の演習ではコンピューターを使ってシミュレーションしたほか、微積分の問題にも挑戦
▽【芸術(造形)】グループ内でアイデアを出し合い自然環境を生かした「想像の城」を制作した
▽【英語】英語ドラマの撮影にも挑戦。研修センターに宇宙人が来訪する一幕も
▽【知財】加藤講師は、特許を取得した自らの経験を生かしながらアドバイスを送った
KeyWord 学園オリンピック
学校法人東海大学が学園の中高生を対象に、若い才能の早期発見と成長支援などを目的に実施している。1964年にスポーツ大会として始まった。夏季セミナーは国語、数学、理科、英語、芸術(造形)、知的財産、ディベートの7部門。芸術(音楽)部門は5月に湘南校舎で実施。