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2019年2月1日号
箱根駅伝初優勝
【陸上競技部駅伝チーム】
46回目の挑戦で悲願達成
8区で首位を奪取 大会新記録で逆転















第95回東京箱根間往復大学駅伝競走が1月2、3日に開催され、湘南校舎陸上競技部駅伝チームが初の総合優勝を果たした。初日の往路で2位につけたチームは、翌日の復路8区で前を行く東洋大学を逆転。大会新記録となる10時間52分9秒をマークし、頂点に立った。

総合4位で3区を終えた駅伝チームは、4区の館澤亨次選手(体育学部3年)が前を行く青山学院大学を抜き去るなど快走を見せる。総合2位でタスキを受けた5区の西田壮志選手(同2年)も序盤から勢いよくトップの東洋大を追い、その差を1分14秒まで縮め、2位でゴールテープを切った。

復路6区は3年連続出走となった中島怜利選手(同3年)が快走。7区の阪口竜平選手(同)も区間2位の走りで東洋大に4秒差まで迫った。8区の小松陽平選手(同)が区間新の走りでトップに立つと、9区の湊谷春紀駅伝主将(同4年)は、落ち着いた走りで後続との差を広げる。10区を任された郡司陽大選手(同3年)は、ビクトリーロードをひた走り、仲間たちが待ち受けるゴールへと飛び込んだ。

2位の青学大に3分41秒もの差をつける圧勝だった。ゴール後には、就任8年目でチームを総合優勝へと導いた両角速駅伝監督(体育学部准教授)らの胴上げも行われ、46度目の出場での悲願達成に酔いしれた。


(写真上)1月26日には湘南校舎のある平塚市内で優勝記念パレードと優勝報告会が行われた。パレードではオープンカーに乗車した箱根駅伝出場選手と両角駅伝監督らが、沿道に詰めかけた1万人あまりの市民の声援に手を振って応えた。見附台広場で行われた報告会にも約5000人が来場し、山田清志学長や両角駅伝監督、選手が市民らに感謝の言葉を送った
(写真下)2位以下に3分以上の差をつけゴールテープを切る郡司選手
 
“「速さ」を「強さ」に”を体現 全選手がミスのない走り



1区の鬼塚翔太選手(体育学部3年)が総合6位でタスキをつないでから、一度も順位を落とさない完璧なレース運びで頂点に立った。両角駅伝監督は、「10人全員がミスをせず、レース前に想定していた予定総合タイム11時間0分8秒を2分以上更新する大会新記録をマークすることができました。選手たちは本当によくやってくれました」とたたえる。

昨年度までは、11月の全日本大学駅伝対校選手権大会を終えてからも、トラックでの記録会でスピードに磨きをかけていたが、今年度はロードでの長距離走でスタミナをつけた。その結果、各区間の後半で失速することなく、全選手が持てる力を出し切った。

湊谷春紀駅伝主将(同4年)は、「今季は“『速さ』を『強さ』に”をテーマに、厳しいトレーニングをこなしてきました。粘り強さや精神的な強さが身につき、総合優勝につながった」と笑顔を見せた。

「最高で最強のチームに」初の学生駅伝三冠も視野来季の駅伝主将を務める館澤選手は、「歴代で最高で最強のチームをつくり、チーム初の学生駅伝三冠を目指す」と語る。

10月の出雲全日本大学選抜駅伝競走、11月の全日本大学駅伝、1月の箱根駅伝で三冠を争う三大学生駅伝。両角駅伝監督は、「選手層の厚さにも期待できるだけに三冠のチャンスは大いにある。しかし、ライバル校もリベンジに燃えており、簡単な目標ではない」と気を引き締める。選手たちにも「三冠を成し遂げるにはそれ相応の努力が必要。その覚悟はあるか」と話し、すでにトレーニングの日程やメニューのレベルを上げて、練習を再開している。

これまでに学生駅伝三冠を成し遂げたのは、大東文化大学、順天堂大学、早稲田大学、青山学院大学の4大学。新元号になって迎える初の駅伝シーズンで、東海大が常勝軍団への歩みを進める。

(写真)3日の夜には東京・霞が関の東海大学校友会館で慰労会が開催された。両角駅伝監督(後列左端)、西出仁明ヘッドコーチ(体育学部准教授=前列右端)や選手らの笑顔がはじけた

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