News:スポーツ
2011年10月1日号
【記者の目】練習で育まれる“チームへの思い”
駅伝チームの阿蘇合宿に密着!

9月11日から20日まで熊本県・阿蘇で行われた、陸上競技部駅伝チームのこの夏最後の合宿。激しい練習に打ち込む選手たちに密着した。

チームは日が昇る前から練習を始め、“ジョギング”として約20キロを走る。記者にとっては起きているだけでも大変な時間に、これほどの距離を黙々と走る選手の姿にいきなり圧倒される。朝食後の自由時間は体のケアや睡眠に使い、筋力トレーニングと昼食を終えると、今度は午後の全体練習が始まった。クロスカントリーコースなどで、決められた距離を一定のペースで走る。練習中には監督やスタッフから指示が飛び、選手同士でも「まだまだだぞ! ついてこい」と励まし合っていた。

日が暮れるまで行われる練習では、日ごろの試合では見ることのできないほど苦しむ表情や、今にも倒れそうな息づかいが聞こえてくる。中には過呼吸を起こして倒れる選手もいた。2カ月にわたる合宿では多い日には60キロを走り、疲労から夕食がのどを通らないこともあったという。想像を絶するほどに、選手は自分自身を追い込んでいた。その姿に、個人種目である陸上競技でのチームの重要性を見た気がする。

過酷なメニューを一人で乗り越えるのは困難だ。仲間の支えや励ましがあるからこそ、自身の力を伸ばすことができ、チームへの思いも強くなるのだろう。過去の取材で「チームのために」と口にしていた選手たちの顔が浮かんだ。

駅伝は選手の思いがタスキとなってつながっていく。この夏の貴重な経験を胸に、これから始まる選手たちの熱きタスキリレーを追い続けたい。(東海スポーツ陸上競技部担当=野瀬直裕・文学部3年)


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