News:付属諸学校
2014年4月1日号
【第四高】大学生と本音で語り合う
「カタリ場」で将来を考える

大学生と本音で語り合い、将来の進路について考えよう――。付属第四高校(札幌市)で3月11日、NPO法人CANが主催するプログラム「カタリ場」が行われた。2年生約270人を対象に、学校生活や将来の進路、人間関係の悩みなどについて大学生と話し、キャリアについて考える機会にしようというもの。東海大学の付属高校では初めての試みだ。 ※学年は当時

「カタリ場」は、東京のNPO法人カタリバが開発したキャリア教育のプログラム。研修を受けた大学生が高校を訪問し、受験や就職、悩みなどについて自身の経験を交えながら高校生と語り合うことで、参加した生徒たちに将来について考えてもらうことが狙いだ。2001年度に始まった活動は全国各地に広がっており、北海道ではCANの運営で10年度から行われている。
 
第四高では、隣接する東海大学札幌校舎と連携し、「札幌キャンパス一貫教育体制検討プロジェクト」(吉村卓也委員長・東海大学長補佐)に取り組んでおり、カタリ場の実施はその活動の一環。「プロジェクトではキャリア教育にも力を入れています。生徒たちに“人生いかに生きるべきか”考える機会を提供したかった。東海大生の参加も視野に、今後も継続していきたい」と吉村学長補佐は語る。

真剣に耳を傾け、自らを見つめ直す

「悩んでいることはある?」「将来の夢のために頑張っている?」第四高を訪れた約80人の大学生一人ひとりがランダムに結成した3、4人一組のグループについて話しかける。生徒たちも、「大学ってどんなところ?」「将来なりたい職業は?」と積極的に質問。最初は戸惑った様子も見られたが、すぐに打ち解けていく。大学生が話す体験談に耳を傾ける様子は真剣そのものだ。
 
石井沙耶花さんと角谷真美さんは、「大学生の目が生き生きとして印象的でした。自分たちも頑張らないと」と充実した表情。白旗優一さんは、「大学生活について詳しく聞けて、視野が広がりました」と話した。運営を担当した第四高の工藤優樹教諭は、「大学生と会話した経験が、将来について考えるきっかけになってくれれば」と期待を寄せる。第四高では4月25日にも、新2年生を対象に「カタリ場」を実施する予定だ。

 
(写真上)各グループが体育館に広がって語り合う。カタリバ北海道事業統括責任者の江口彰さんは、「プログラムは大学生たちが高校ごとに考えています。生徒たちには、この経験を今後に生かしてもらいたい」と話す
(写真下)“先輩”の経験談を聞く表情は真剣そのものだ