News:スポーツ
2021年9月1日号
【陸上競技】デーデー選手が得た「財産」
3年後のパリ五輪へ

東京五輪の男子400メートルリレー日本代表に選出された陸上競技部のデーデーブルーノ選手(体育学部4年)。8月5日の予選、6日の決勝ともに出場機会はなかったが、来年の世界選手権大会、3年後のパリ五輪に向けて「かけがえのない経験」を積んだ。

6月の日本選手権大会の男子100メートル、200メートルで準優勝したことなどが評価され、代表に内定した。「日本選手権が終わってからは周囲からの注目度も変わりました。急に違う世界に足を踏み入れた感覚だった」と振り返る。

7月9日からは山梨県富士吉田市で実施された日本代表男子短距離合宿に参加した。バトンパスの練習では、「バトンを受け渡す際、後続の選手が手を出してからきっちり3歩で渡すなど、細かなルールが決められていた。ある程度のリスクを背負ってでも、タイムを縮める技術へのこだわりはとても勉強になりました」。

大会期間中には、ウオーミングアップの会場でも世界トップレベルの選手たちの走りに目を輝かせた。レースはスタンドでの観戦となったが、「これまでは一人の陸上ファンとして五輪を楽しんでいただけでしたが、今回は”自分だったら”とイメージを膨らませながら見ていました」と語る。400メートルリレーの決勝で日本代表はバトンパスに失敗し、途中棄権となったが、「何が起こるかわからない。本番で結果を残すことの難しさを体感しました」とデーデー選手。

「東京五輪を終えて、これまで遠い目標だった世界選手権やパリ五輪への出場が一気に近づいた感覚があります。一言では言い表せないほどの貴重な財産を手にすることができ、100メートルや200メートルといった個人種目でも日本代表になって結果を残したい」