News:学園
2016年6月1日号
管理を続ける職員の努力 
「阿蘇の動植物は元気」

建物への被害が大きく、閉鎖が続いている阿蘇校舎。「学生たちが戻るまで、実習で触れる動植物の命をつなぎたい」と、農学教育実習センターの職員たちは世話を続けている。

動植物が生きるためには水が不可欠だが、現在も断水が続く。職員たちは近くの小川から毎日約5トンの水をくみ上げ、実習場へと運ぶ。その傍らでは、農地が荒れないように芝を刈る職員の姿も。 

学生たちが2月に植えたマリーゴールドは地震の当初、容器がすべて倒れてしまった。それでも、「学生たちが学んだ証しを残したい」と本田憲昭技師補が話すように、懸命に世話を続け、5月には満開の花を咲かせた。その一部は、「地震で傷ついた心を癒やしてもらいたい」と南阿蘇村の避難所などに届けられた。 

「農学部の学生たちはすぐにでも帰ってきたいと思っているかもしれないが、今のキャンパスの状態では難しい」と服部法文技師補。「この場所に学生たちが笑顔で戻ってこられるように管理を続ける。学生たちには『阿蘇の動植物たちは元気にしているよ』と伝えたいですね」

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(写真上)「地震の後も子牛が生まれたよ」と笑顔を見せる服部技師補
(写真下)実習場の環境を維持しようと作業に励む