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2020年5月1日号
授業開始は5月11日に変更
【新型コロナ】感染拡大防止へさまざまな対策

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響を受け、4月7日に日本政府が東京都や神奈川県、大阪府など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令(16日に対象地域を全国に拡大)。東海大学でも、3月の学位授与式に続いて4月初旬に湘南、熊本、札幌の各校舎で予定していた入学式の式典を中止した。さらに、授業の開始を湘南校舎など多くの校舎で当初の変更予定としていた4月24日から5月11日に再変更するなど感染拡大防止に向け、さまざまな対策を講じている。(4月28日記)

東海大の入学式は例年、湘南、熊本、札幌で体育館などを用いて式典が執り行われてきたが、すべて中止。山田清志学長は新入生に向けたメッセージ動画をYouTubeの「東海大学公式チャンネル」に公開した。新入生たちが卒業を迎えた際にグローバル社会で活躍できる人材に育ってほしいという思いを込めてすべて英語でスピーチし、「気候変動や金融、紛争、貧困や新型コロナウイルスの感染拡大を含む健康といった地球的な課題は、国境をこえた努力と、世界中の人々と協力して大きな解決策を見つけていくことが求められます」と呼びかけた。
 
4月1日には、課外活動の自粛が要請されたほか、全校舎で当面の期間、学生のキャンパス内への入構が禁止となっている。また、東海大では24日に「新型コロナウイルス対策サポートセンター」を開設。一般からの問い合わせに応える。東海大学オフィシャルサイト内問い合わせ先のリンクからフォームに必要事項を入力して送信するとメールで回答が届く。

遠隔授業の実施が決定 支援金の拠出も
感染拡大の状況に鑑み、5月11日から開始される春学期については、インターネットを活用した遠隔授業の実施が決定。東海大独自の授業支援システムを活用し、教材の提供、出席確認、レポート提出、授業アンケートなどを行うほか、WEBビデオ会議システム「Zoom」「Teams」「Skype」などを利用し、教員と学生が双方向でディスカッションや資料の提示などを行う。
 
遠隔授業を受講するにあたりインターネット環境を整備する必要のある学生に対しては、1人あたり1万円を上限とした遠隔授業支援金の拠出も決定している。
 
支援金の対象となるのは、.ぅ鵐拭璽優奪伐鸚の契約料等、教材としてのNHKオンデマンド「まるごと見放題パック」の契約料等、その他受講に必要な物品の購入費用となっている。また、「遠隔授業サポートセンター」を開設し、学生からの問い合わせなどに対応する。詳細は随時、東海大学オフィシャルサイトや学生向けのキャンパスライフエンジンで発表される。
 
なお、短期大学部と医療技術短期大学でも授業開始が5月11日からに変更されている。

【付属校】緊急事態宣言受け 臨時休校など対策図る
学園の付属諸学校では4月の上旬から5月上旬にかけて、臨時休校や自宅学習への切り替えといった対策がとられている。

休校期間中、各中等部と高校の生徒はインターネット上でオンライン授業や郵送された課題に取り組んでいる。付属静岡翔洋小学校でもオンラインでの授業や活動へと切り替え、認定こども園4園でも休園もしくは保護者に家庭保育への協力を呼びかけている。

各機関の教職員はテレワークによる在宅勤務などで出勤者数を制限。登校時には、密閉・密集・密接の「3密」を避けるなど感染防止に向けた対策を講じている。

5月中旬以降の授業日程については、政府による緊急事態宣言の延長判断や各校が所在する地域の状況、教育委員会からの発表を踏まえ、検討される。

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(写真)湘南校舎では、学生をはじめ地域住民らの入構も禁止。噴水の水も抜かれている。感染拡大を抑止するため教職員も交代勤務、在宅勤務、時差出勤が実施されている(4月15日撮影)