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2020年8月1日号
甲府高チアダンス部が本格始動
技術を磨き全国大会出場目指す

「膝の位置に注意して」「ポンを持つ手の向きをそろえる!」。付属甲府高校チアダンス部顧問の小山ひかり教諭が手本を見せながら指導する。今春、同好会から部に昇格し、新入生も加わって13人で始動した同部は、全国大会出場を目指して練習に励んでいる。

中学1年まで同じクラブチームに所属していた部長の深見瀬菜選手(3年)と副部長の伊藤楓華選手(同)が高校で偶然再会し、「チアダンス部をつくりたい」と動き出したのが2年前。何度も学校にかけ合い、一昨年の10月に同好会としてスタートしたが、「自分たちで教え合うには限界も感じていた」。

そんな中、部への昇格とともに、日本女子体育大学ソングリーディング部出身で、チアダンスの世界大会優勝経験もある小山教諭が着任。深見選手は、「足を高く上げるには柔軟性だけでなく脚力も必要というように細かく指導してくれるので、成長が実感できている」と笑顔を見せる。

同校は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて4月8日から臨時休校しており、6月8日から分散登校で授業を再開。練習を始めたのは6月下旬に入ってから。ストレッチや筋力トレーニングのほか、ステップやジャンプ、アームモーションなどの基礎練習から始め、7月に入って小山教諭が音楽に合わせて踊る8秒×8小節の振りを教えると、生徒たちはたちまち夢中になった。

「全体練習が終わってから個人練習に励む生徒も増え、“このときを待っていたぞ”と思いました(笑)」と小山教諭。「初心者も多いけれど、お互いに教え合いながら楽しそうに取り組んでいます。誰か一人がうまければいいわけではありません。学年をこえて、何でも言い合えるチームをつくりたい」

伊藤選手が、「団結力のあるチームを目指す」と話せば、深見選手は、「見ている人を笑顔にできるダンスを披露したい」と意気込む。新型コロナの影響で今後の大会はまだ決まっていないが、生徒たちは今日も笑顔で練習に励んでいる

 
(写真上)手作りのポンを手に初めての決めポーズ
(写真下)小山教諭(左)が手本を示しながら指導