News:教育
2012年6月1日号
金環日食観測プロジェクト2012
天体ショーを教育に生かす

5月21日早朝、日本列島に発現した金環日食。学校法人東海大学では、国内では25年ぶりに発現した天体ショーを教育に生かそうと、教育・観測プログラム「金環日食観測プロジェクト2012」(実行委員長=山田清志副学長)を実施した。全国に教育研究機関が広がる学園の特色を生かし、日食のライブ中継や観測会など多彩なイベントを展開した。

「金環日食観測プロジェクト2012」は学園が一体となって取り組み、学生、生徒や市民の理系分野への興味・関心を高めることを目的に行われたもの。09年には「東海大学皆既日食観測プロジェクト」を実施しており、その成果を踏まえて計画。和歌山大学と鹿児島の志學館大学とも連携し、チャレンジセンターや教育支援センターの教職員からなる実行委員会が中心となって準備をしてきた。

5月12日には日食の仕組みや観測方法を学ぶ「日食科学教室」を湘南校舎で開催。テレビ会議システムで各付属高校などに配信されたほか、観測用の日食グラスを製作する講習会も行われた。

21日の日食当日は、全国7カ所で観測した映像を湘南校舎の「東海大学キャンパススタジオ」で受信。文学部広報メディア学科の学生らが編集し、特別番組として午前6時45分からヤフージャパンの特集サイトとユーストリームでインターネット配信。国内外から延べ44万人が視聴した。

また湘南校舎をはじめとする各校舎や付属高で観測会も実施。湘南校舎の観測会には、市民や学生約800人が参加した。山田副学長は「プロジェクトを通して、異なる教育機関同士による新たな教育連携の一歩を踏み出せたと思う。今後も積極的に大学間連携を図っていきたい」と語る。同プロジェクトでは今後、撮影した映像を使った教材などを作成し、学園の理科教育などに生かしていく予定。

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(写真)湘南校舎で行われた観測会には、子どもからお年寄りまで幅広い年代の市民が参加した