付属諸学校
2022/10/017月から12月にかけてオンラインで、「学園オリンピック文化部門」が開催されている＝本紙既報。国語部門では7月23日から9月10日にかけて、大学や高校の教員による多彩なプログラムを実施し、19人の生徒が参加した。
8月2日には、「俳句入門」と題した講義が開かれ、翌3日には「夏雲」をテーマに生徒たちが思い思いの俳句作品を発表した。群馬県・東海大学嬬恋高原研修センターを会場に実施されてきた同部門では、センター周辺を散策して句作する「嬬恋吟行」を開いてきた。指導にあたる大塚哲也教諭（菅生高校）は、「毎年生徒たちは、豊かな自然を散策し、俳句を詠むのを楽しみにしていましたが、学園の仲間が全国各地で詠んだ句を、すぐに発表し合えるのはオンラインならでは」と話していた。
9月10日には、三輪太郎教授（文化社会学部）が、詩人・小説家の島崎藤村の生い立ちや作品の特徴などを解説。その後、生徒たちは「雲」（青春）、「川」（人生）、「雷」（変化）のいずれかを題材に、小説や俳句づくりに挑戦した。参加した生徒からは、「自分の作品を多くの人に読んでもらい、貴重なアドバイスをもらえた」「とてもいい経験ができた。また小説や物語を書いてみたい」と充実した表情を見せていた。
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