付属諸学校
2023/01/01
内野さんが制作した縄文土器
昨年7月から12月にかけて、オンラインで「学園オリンピック文化部門」が開催された＝本紙既報。芸術(造形)部門には生徒22人が参加し、「何かの種」をテーマにした作品を自宅や学校で制作。11月19日に最終報告会で成果を発表した。
7月からの制作期間中には、教員と生徒がグループを組み、4回にわたって「アート・オンラインゼミ」を開催。作品についてアドバイスを受け、意見を交換しながら、アイデアを形にしていった。
絵画だけでなく、写真やコンピュータグラフィックスを使ったイラスト、粘土アートなどさまざまな手法で作られたオリジナリティあふれる作品の数々が完成。報告会では、一人ひとりが写真や動画で作品の特徴や制作過程を紹介した。
指導に当たった池村明生教授（教養学部）は、「オンラインの特性上、生徒同士の交流が例年に比べて少なくなってしまったのは残念。それでも生徒たちは“種”という自由かつ抽象的なテーマの中で、自分の思いや考えを形にしてくれた」と話した。種というキーワードから「はじまり」を連想し、縄文土器を制作した内野愛梨咲さん（付属静岡翔洋高校2年）は、「もともと陶芸に興味があったので、楽しみながら作品づくりができました。また来年も参加したい」と笑顔で語っていた。
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