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教育

2012/01/01

湘南 キャンパスあげての国際デー

留学生と交流を深める

第5回国際フェアが昨年12月1日から3日まで、湘南校舎で開催された。期間中の1日には、日本人学生と留学生によるスピーチコンテストを実施。2日、3日には各国ブース展示を行い、湘南校舎あげての“国際デー”となった。

東海大学国際教育センター、外国語教育センター、国際戦略本部が主催する国際フェアは、日本人学生と留学生の交流の場として2007年に始まった。今年は、中国、ドイツ、ロシア、北欧諸国など過去最多となる25の国と地域の文化や習慣を紹介するブース展示を実施。フェア開催にあたっては日本人学生と留学生がグループを作り、半年かけて準備した。

リビアブースを担当した留学生のイスマーイール・アフマージュさん(日本語教育特別講座)は、「日本人はリビアのことをほとんど知らない。こうした機会に、リビアの文化や生活に関心を持ってもらえたらうれしい」と話す。

各国ブースでは、伝統衣装の試着や格闘技の披露、お菓子の試食など、趣向を凝らした企画で魅力をアピールした。来場者からは「さまざまな国の文化を一度に体験できるのが楽しい」「初めて知ることが多く興味深かった」との声が聞かれた。韓国ブースを担当した竹内志穂さん(文学部3年)は、「私は韓国が好きなので、自分が感じている魅力をたくさんの人に知ってほしい。このフェアが、互いの距離を縮めるきっかけとなればいいですね」と語っていた。

6カ国語スピーチコンテスト
経験や家族の思いを語る
外国語教育センター主催の「第12回六カ国語スピーチコンテスト」は、中国語、フランス語、ドイツ語、コリア語、ロシア語、スペイン語を学ぶ学生の中から各2人ずつが日ごろの学習成果を発表する催し。

それぞれが各自の経験や家族への思いを交えて、外国語を学ぶ意味や文化の違いをテーマに持論を展開した。学長賞を受賞した手島昭太さん(法学部3年)は、「祖母の涙」をテーマに平和への思いをコリア語でスピーチ。「今後はこの経験を生かして、韓国に留学したい」と語った。

その他の受賞者▽教学部長賞=水野智美さん(フランス語・文学部4年)▽国際教育センター所長賞=加賀谷美穂さん(フランス語・文学部3年)▽外国語教育センター所長賞=上野はるかさん(スペイン語・文学部3年)▽東海大学新聞賞=杉山陽香さん(中国語・文学部3年)、四分一沙季さん(ドイツ語・工学部3年)

日本語スピーチコンテスト
6カ国10人が熱弁振るう
国際教育センターが主催する「第30回留学生による日本語スピーチコンテスト」には、モンゴルや韓国、イタリア、パキスタンなど6カ国から10人が参加した。

タイ出身のルキッラック・トリッティマーさん(大学院文学研究科2年)がコミュニケーションの大切さを訴え、学長賞と特別賞をダブル受賞した。「発表でいちばん苦労したのは、発音のアクセント。スピーチを録音しては聞き直す訓練を続けました。卒業後は、タイで日本語を教える予定です。今後もいっそう勉強していきたい」と喜んだ。なお審査の待ち時間には、留学生と日本人学生らによる演奏や踊りのパフォーマンスも披露され、会場を盛り上げた。

その他の主な受賞者▽国際教育センター所長賞=秀村雨さん(文学部3年)▽外国語教育センター所長賞=孫倩さん(日本語教育特別講座)▽東海大学新聞賞=エグシグレン・ジギジドスレンさん(別科日本語研修課程)

英語スピーチコンテスト
個性豊かな演説で競う
外国語教育センターが主催する「第15回英語スピーチコンテスト」が、昨年12月9日に湘南校舎の松前記念館講堂で開催された。国際舞台で活躍できる人材育成を目的に、毎年実施されているもの。当日は学生6人が個性豊かなスピーチを披露。約800人が熱心に聴講した。

学長賞に輝いたのは河内崇裕さん(文学部2年)。スリランカ人の父と日本人の母を持つ自らの体験を披露。周囲への思いなどを語った。「受賞できて感動しています。スピーチを覚えられず、トイレやお風呂の中でも練習しました。今後も、自分の訴えたいことを積極的に英語で表現したい」と話していた。


その他の受賞者▽教学部長賞=ウマル・アロマリさん(工学部4年)▽外国語教育センター所長賞=武本智香さん(体育学部3年)▽東海大学新聞賞=備家悠一郎さん(文学部4年)、遠藤大地さん(文学部3年)、和田梓さん(法学部1年)

 
(写真上から)
▽サウジアラビアの紹介ブース
▽台湾のお祭りで使う衣装の試着も
▽コリア語で平和への願いを語る手島さん
▽「どこでもドアはどこかな?」をテーマに話すルキッラックさん
▽表彰を受ける河内さん(左)

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