教育
2024/06/01人文学部と海洋学部の学生が今春学期、静岡市・清水港近隣のインバウンド観光資源開発に取り組んでいる。人文学部生対象の授業「インバウンド・コミュニケーション」と、両学部の学生向けに開講されている「基礎英会話A」を履修する学生が参加。海洋学部の加藤和美准教授による指導の下、清水港に入港する外国クルーズ船の乗客や乗組員に英語でインタビューし、清水地区をより魅力的な地域にするアイデアを検討している。
4月15日に「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」、22日に「シルバー・シャドー」、5 月13日には「クイーン・エリザベス」の乗客を対象に調査を行い、学生たちは「清水観光に期待することは?」「清水のよかった点はどこ?」などを英語で質問。インタビューを終えた学生たちは、「この授業を履修して、英語で話す勇気が出た。授業でも使う機会を増やして、語学力を磨きたい」「雨が降った日には観光名所の富士山が見られないので、悪天候のときにとなるような観光事業の必要性を感じた」と話していた。
今後は乗客からの回答を基に、インバウンド観光資源を分析。成果をまとめて静岡市の海洋文化・研究拠点化推進協議会や清水港の観光ボランティアらに報告する計画となっている。
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