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付属諸学校

2015/03/01

松前重義賞 付属各校の個人・団体を表彰

文化&スポーツで輝かしい活躍

学校法人東海大学の2014年度松前重義賞が発表され、1月15日に東京・霞が関の東海大学校友会館で表彰式が行われた(本紙2月号に既報)。文化やスポーツなどで顕著な成績を残した学生、生徒、児童、園児、教職員および卒業生を表彰する同賞に、今年も付属諸学校から多くの団体・個人が選ばれた。輝かしい成績を残した生徒たちを紹介する。

文化部門団体の部では、付属第四高校(札幌市)吹奏楽部が最優秀団体賞に選ばれた。全日本吹奏楽コンクール高校の部で、豊かなサウンドと大らかな表現力で観客を魅了し金賞に輝いたことが評価された。スポーツ部門個人の部では19人が最優秀選手賞に選ばれた。付属仰星高校(枚方市)ラグビー部からは、国民体育大会少年男子で大阪府の優勝に貢献した小原錫満選手(3年)ら8人が受賞。小原選手は、Youth Olympic Games 7人制ユース日本代表にも選ばれ活躍している。

付属望洋高校(市原市)射撃部の釘村雄介選手(同)は、全日本社会人ライフル射撃競技選手権大会のビームピストル立射40発競技男子個人で優勝。「射撃は〝人と人〞ではなく〝自分との勝負〞であるところが面白い。自分の成長も感じられて充実感がある」と語った。全国少年少女優勝大会で優勝した付属翔洋高校中等部(静岡市)躰道部の望月麻帆選手(1年)は、「決勝の相手は過去に何度も対戦してきた2歳上の選手。今まで勝ったことがない相手を倒しての優勝は本当にうれしかった」と振り返った。

【その他の最優秀選手賞】▽付属相模高ラグビー部・新原響(3年)=サニックスワールドユース交流大会2014(女子セブンズ)優勝▽相模高男子柔道部・山本達彦(2年)=全日本カデ選手権大会60㌔級優勝▽相模高ライフセービング・深作萌(同)=世界選手権大会RESUCUE2014(ビーチフラッグ)準優勝▽第四高スキー部・石橋未樹(同)=全国高校スキー大会(スラローム競技)優勝▽同・中村直幹(3年)=妙高サマージャンプ大会ノーマルヒル競技優勝▽仰星高ラグビー部・上田克希(同)、小尾嘉門( 同)、德田賢彦(同)、野村祐太(同)、西川壮一(同)、山口匠(同)=国民体育大会(少年男子)優勝▽仰星高ラグビー部・横井達郎(2年)=日・韓・中ジュニア交流競技会U‐17日本代表優勝▽付属望星高校剣道部・鶴賀千広(3年)、宮郁美(同)、吉田彩乃(1年)=全国高校体育連盟定時制通信制体育大会女子団体の部優勝▽相模高中等部男子柔道部・山科良悟(3年)=全国中学校大会男子81㌔級優勝 ※敬称略

 
美術の世界へ“ジャンプ”

縄跳びをする女子高生が空に向かってジャンプする。一緒に跳ねているのはネコやカエルにホッピング。深い青が印象的な作品だ。

「ジャンプ」と題したアクリル画。描いたのは付属相模高校美術部の大野菜月さん(2年)だ。この作品で第71回全国学校秀作美術展の文部科学大臣奨励賞を受賞した。

幼少時から絵を描くことは好きだったが、本格的に始めたのは高校生になってから。中学3年生のときに「美術関連の仕事につきたい」と考え、相模高入学と同時に迷わず美術部に入部した。

今回の受賞について、「20号サイズのアクリル画に挑んだのは初めて。本当にうれしく、光栄に思います」と話す大野さん。「美術の道に進むことに自信がつきました。今後はさらに自分自身が納得できる作品を描いていきたい」と抱負を語る。

美術部は中等部も合わせて60人。和気あいあいとした雰囲気で、毎日放課後に活動している。夏には学内外で合宿を行い、コンクールの前には作品の講評会を開いて励まし合う。山本博史顧問(相模中教諭)は、「生徒の自主性を重んじ、個性を伸ばしたい」と話す。

「構図や色使いに迷ったときにアドバイスしてくれたのは山本先生」と大野さん。「支えてくれた先生や仲間たちに感謝しています」と笑顔を見せた。
 
(写真)透明傘の名前が「ジャンプ」だったことにヒントを得て、「飛び跳ねるもの」を描いた


学校の枠をこえたペア シンクロ国際大会で準V

付属校の枠をこえて“世界”で競演――昨年12月に行われたシンクロナイズドスイミングのクリスマスプライズ国際大会デュエットで、付属浦安高校中等部の吉田理恵選手(2年)と付属相模高校中等部の竜野萌選手(2年)が準優勝した。

「五輪をテレビで見て憧れた」という吉田選手と、「競泳選手だった母の勧めで始めた」という竜野選手。それぞれ小学生のころからクラブに所属し、学業の合間を縫って練習に励んできた。

ユース日本代表チーム内のセレクションで選ばれ、初のコンビを結成。「合宿を張ったりして短い時間の中で工夫して練習してきた」と口をそろえる。水の中で演技をつくり、陸に上がって角度を合わせる。3、4分の演技を3回通しで行うといった練習も2人で乗り越えてきた。

大会では、音楽なしで技の完成度を競うフィギュアで5位と出遅れたものの、音楽に合わせて演技するルーティンでは見事1位に。ともに初めての世界大会で銀メダルを手にした。竜野選手が「準優勝できると思っていなかったので本当にうれしい」と話せば、吉田選手は「つらい練習をともにしてきたので、一緒に泳げてよかった」と語る。

「またいつかペアを組んで大会に出たい」。そんな思いを胸に、今日も練習に励んでいる。
 
(写真)息の合った演技で準優勝した吉田選手(左)と竜野選手

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