News:学園
2020年11月1日号
農学部生たちが作業に汗流す
【対面での実習がスタート】
臨空校舎と阿蘇実習フィールドで 

臨空校舎(熊本県益城町)の圃場と阿蘇実習フィールドで対面での実習授業が再開している。10月12日から23日にわたって計4回、農学部応用植物科学科の2年生を対象とした「農場実習C」と応用動物科学科の1年生が対象の「牧場実習」を履修する学生たちが臨空でサツマイモ(ムラサキマサリ)を収穫。農場実習Cでは阿蘇で米も収穫した。

臨空校舎は阿蘇くまもと空港に近い東海大学宇宙情報センターの敷地を転用して2023年に開設予定。校舎の建設に先駆けて、圃場は昨年夏ごろから農学教育実習センターの技術職員によって整備されてきた。

今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて春学期の授業がすべて遠隔となったことから、圃場や牧場などでの実習授業は行われなかったが、秋学期に向けて学生たちに実習の場として活用してもらおうと技術職員らがムラサキマサリを作付けしていた。今回の実習では毎回、農学部の教員と技術職員の指導のもと、学生たちはツルの伐採からトラクターを使った掘り起こし、イモの選別といった一連の作業に汗を流した。

盒桐核瓩気(2年)は、「農業高校出身ですが、ムラサキマサリは初めて収穫しました。紫色が濃くて、とても印象的な作物。遠隔授業では自然を体験できないので、やっと実習ができてうれしい」と笑顔を見せた。

農場実習Cの履修学生はムラサキマサリを収穫した後、阿蘇実習フィールドに移動。技術職員が育ててきた熊本県産の米「森のくまさん」の稲穂の草丈を測ったり、穂数を数えたりした後、鎌を使って刈り取った。岩瀬颯太さん(同)は、「友人らと協力して作業するのは楽しい。将来は農家を支える仕事につきたいので、実習を通してたくさんのことを学びたい」と充実の表情で語った。

学生の手で新しい校舎をつくる 臨空校舎でヒマワリが満開

臨空校舎の圃場に植えたヒマワリが満開を迎え、9月28日に熊本校舎の学生と教職員による撮影会が開かれた。新しい学びのフィールドとなる臨空校舎を九州キャンパスの学生と教職員らが一体となって構築しようと、7月に「農ある仲間,土ほぐす福幸プロジェクト〜みんなで創る学びのフィールド〜」と題して植えたもの。撮影会は新型コロナウイルスの影響を受けて人数を制限し、学生と教職員約15人が満開の花を楽しんだ。

今後は「アグリ実学スキルアップ支援プログラム」として、実習授業の単位修得後も現場で学びたいという学生たちとともに11月に種を収穫し、乾燥させた後、食用油として精製する予定となっている。

 
(写真上)ムラサキマサリを収穫し、笑顔を見せる学生たち
(写真下)秋の実りを手に