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2021年11月1日号
【清水】地域と連携して販売開始
伝統食「塩鰹」を使った新商品

海洋学部水産学科食品科学専攻の清水宗茂准教授と学生がこのほど、静岡県西伊豆町の田子地区で製造されている伝統食「塩しお鰹かつお」を用いた新商品「塩カツオDE塩分チャージ」(塩飴)を開発。9月28日に、同町の「飴元 菊水」で販売が開始された。

「塩鰹」は、カツオの長期保存のため塩に漬け込み、乾燥して製造される塩蔵品だが、現代では需要が減り、神事として塩鰹を供える文化が残る西伊豆町田子地区でしか製造されていない。清水准教授らは2019年度から、地域の食文化を継承し、新たな観光資源として西伊豆の振興につなげようと、東海大学総合研究機構の商品開発助成を受けて商品の企画・開発に着手。文献調査や成分の分析を進めてきた。その結果を受け、伊豆半島の観光客数が夏場に多いことも考慮し、熱中症対策にもなる塩飴の開発を決定していた。

製造に向けては延べ400人以上のボランティアに試食・アンケートを実施。ほのかにカツオの香りを感じ、強すぎない塩分量に調製することで、購買層が爐匹海懐かしい味瓩亡兇犬覬飴「塩カツオDE塩分チャージ」が完成した。清水准教授は、「学生たちの地道な調査でコンセプトが固まり、カツオの栄養と塩分の補給が可能な商品に仕上がりました」と語る。
 
28日の「飴元 菊水」での販売には、清水准教授とプロジェクトに携わった学生が店頭に立ち、来店者に商品をアピールした。本山亮介さん(4年)は、「塩鰹に興味を持ってもらい、静岡県全体に広がるきっかけになれば」と話し、小林愛冬さん(3年)は、「お客さまが爐ばあちゃんにあげる瓩範辰靴討れて、うれしかった。今後も多くの人が手に取りたくなる、おいしい商品をつくっていきたい」と今後への意欲を語っていた。

また、10月5日には、今年7月に発生した豪雨災害からの復興に向けて、熱海市が設置しているボランティアセンターに、「塩カツオDE塩分チャージ」100袋を寄贈。海洋学部生100人が、ボランティアへの感謝のメッセージを寄せたカードも1袋ずつに添えて、清水准教授が代表して届けた。

 
(写真上)商品開発に取り組んだ清水准教授(右端)と学生が「飴元 菊水」の店頭でアピールした
(写真下)熱海市のボランティアセンターに届けた