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学生

2024/09/01

【ソーラーカーチーム】グランドチャンピオン獲得

WGCで2位以下に大差つけ

アクシデントにも冷静にも対応 世界一奪還へレース運びを磨く

チャレンジプロジェクト「東海大学ソーラーカーチーム」が8月10、11日に、秋田県・大潟村ソーラースポーツラインで開催された「ワールド・グリーン・チャレンジ」(WGC)のソーラーカー・チャレンジに出場。グランドチャンピオン(総合優勝)に輝いた。また、チームの1、2年生が小型マシン「Tokai Mini Challenger」でも出場した。

 

工学院大学や呉港高など国際大会でもしのぎ

を削るチームが参戦する中、大差をつけて

優勝した2019年型Tokai Challenger

WGCは、全国から高校、大学、社会人らによるチームが集うソーラーカー大会。東海大チームは2年に1度オーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカー大会「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」(BWSC)での世界一奪還を目指しており、WGCにはレース中の動き方やアクシデントが発生した際の迅速な対応方法などを身につけようと出場している。今大会は2019年度のBWSCで準優勝したマシン「2019年型Tokai Challenger」で参戦。8日に現地入りしたメンバーは、さっそくテスト走行を行い、翌9日には車検をクリアして予選を4位で通過した。

 

ピット作業中も学生同士で声をかけ合い

ながら、素早く作業

レース初日の10日には、電気系統のトラブルやコースに散らばった小枝でタイヤがパンクするといったアクシデントに見舞われたが、昨年度のBWSCに参戦したメンバーを中心に冷静に対応。トップに立つと、好天を味方に他チームを突き放して首位を守った。2日目は曇天が予想されたため、バッテリーを温存しながらもマシンの性能をフルに生かして順調に走行した。午後には予報に反して好天に恵まれたことを受けてペースを上げた。

 

 

還暦を迎え特注の赤いチームウエアで参戦した

木村英樹監督(工学部教授)を胴上げ

最終的には周回数計34周(総走行距離875キロ)を走破し、2位の広島県・呉港高校に2周(50キロ)差をつけた。マシンの規格で分けられるチャレンジャークラスで頂点に立ち、グランドチャンピオンに輝いた。チームを指揮する佐川耕平総監督(工学部講師)は、「1日目までは学生間の連携にぎこちなさもありましたが、2日目は私たちがあまり指示をしなくてもそれぞれの役割を理解して動けていました。今後のレースにつながる大会になったと思います」と手応えを語る。今大会の学生代表を務めた熊林楽さん(工学部3年)は、「来年8月に開催されるBWSCでは世界の頂点に立てるよう、新型マシンの開発はもちろん、レース運びにも磨きをかけていきます」と話していた。

 

安価に作れるマシンで若手メンバーを育成

走れ「Mini Challenger」!

池上さん(右端)開発の小型マシンで貴重な

経験を積んだメンバーたち

1、2年生の若手メンバー5人による運用で出場した「TokaiMini Challenger」。1990年代のソーラーカー黎明期から国内外の各種大会に出場し、東海大が初優勝した2009年のBWSCから特別アドバイザーを務める池上敦哉さん(ヤマハ発動機)が開発したミニソーラーカーだ。

 

「ソーラーカーに興味を持った若者が“自分でも作ってみたい”と考えても、一般的なマシンでも何百万円もの製作費がかかります。もっと安価に、手軽に製作できれば普及に貢献できると考えたことがきっかけでした」と池上さん。 部品はソーラーパネルも含めて全てインターネット通販で購入でき、総額でも35万円程度という低コスト。組み立ても一般的な工具だけで可能だ。「設計図を公開する予定なので、多くの人にチャレンジしてもらえれば」と話す。

 

先輩たちが見守る中、堅実にレースを進めた

今大会には池上さんから完成したマシンの提供を受けて出場。1年生の白田敬菜さん(理学部)、杉浦希花さん(情報理工学部)、種田花音さん(工学部)が、7月から電気系統の整備や発電試験を重ねてきた。「入門編のマシンでも実際に触ると勉強になることばかり。コースを走る姿に感動しました」と目を輝かせる。 

 

ドライバーは木村遥翔さん(同2年)と木下拓真さん(同1年)が担当。堅実にコースを周回し、予定よりも多い19周回を重ねた。「この経験を次の大会に生かしていきたい」

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