News:付属諸学校
2021年4月1日号
地域活性化に向けたアイデアを発表
【大阪仰星中】「10年後も住みたい町に」

付属大阪仰星高校中等部の2年生によるポスターセッション「枚方SDGs発表会」が3月15日に、枚方ビオルネで開催された。生徒87人が31 グループに分かれ、同校のある枚方市の課題や魅力をフィールドワークで探り、理想のまちづくり案を発表するもの。当日は同市の伏見隆市長や取り組みに協力した枚方パートナーシップス蠅硫部宏明代表取締役社長、地域の商店関係者らが来場し、生徒の発表に耳を傾けた。

「歴史のまち、枚方―ガイド付きまち歩き&分別神社建設作戦」「枚方×SDGs―名づけてください Newキャラクター―」

発表会当日、会場にはまちづくり案をまとめた31枚のポスターが飾られた。笑顔で市の魅力や理想のまちづくりを語る生徒の姿に、来場者からは、「一生懸命に枚方市を思い、考えをまとめてくれたことが本当にうれしい」「枚方市には素晴らしいアイデアを持つ中学生がいる。市の未来は明るいですね」といった声が聞かれた。

取り組みが始まったのは昨年9月。中等部2年生が総合的な学習の時間を活用し、枚方青年会主催のコンペ「枚方景画」に参加したことがきっかけだった。インターネットなどで情報を集めた成果を発表し、2チームが表彰された。

その後も学年主任の山崎智代教諭が、「さらに地域に踏み込み、実現可能なアイデアを検討する力を身につけてほしかった」と語るように、授業内で「10年後戻ってきて暮らしたくなる枚方のまち」をテーマに活動を継続。11月には、商業施設「枚方ビオルネ」や江戸時代に栄えた宿場町の面影が残る「京街道商店街」などでフィールドワークを実施し、地域の魅力や課題を探った。住民の声を聞き、「普段何気なく歩いているが、歴史や町並みの美しさに気づいた」「人の温かさを感じ、枚方をよりよい市にしたいという気持ちが芽生えた」と生徒たち。それぞれの案をSDGsの17目標と関連付けながら、ポスターにまとめた。

当日、生徒たちは来場者に「私たちの案を聞いてください!」と積極的に声をかけながら、京街道商店街の活性化案や市の名産品を模したオリジナルキャラクター案などを発表。会場を訪れた伏見市長は、「中学生の素晴らしい発想を生かして市の改善策を提案してもらい、非常にありがたい。実現可能なアイデアは市としても取り組んでいきたい」と話していた。

発表を終えた生徒たちは、「フィールドワークで話を聞いた人たちも来場してくれてうれしかった」「授業以外でもイベントなどを通して枚方市を盛り上げたい」と話す。小寺建仁校長は、「今回の発表会は、本校の方針である地域に根ざした教育を具現化した取り組み。成果を発表したから終わるのではなく、今後も教育と地域貢献を連携させていきたい」と展望を語っている。

 
(写真上)伏見市長(右から2人目)らに成果を報告した生徒たち
(写真下)京街道商店街などで行われたフィールドワーク