News:総合
2021年6月1日号
父島でワクチン接種を支援
望星丸で医学部付属病院スタッフ派遣

東京都と小笠原村、東海大学が5月28日に、同村(父島)における新型コロナウイルスワクチン接種に係る連携・協力に関する協定を締結した。医学部付属病院群の医師、看護師、薬剤師らを6月と7月の2回、東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(=写真/国際総トン数=2174トン)で小笠原村に派遣。父島に居住する50歳以上64歳以下の希望者への集団接種を実施する。

同村では6月中旬までに医療従事者や高齢者向けに接種が行われる予定だが、その際にワクチンが500人分程度余るほか、医療スタッフが限られるため、ワクチンの有効活用に時間がかかることが考えられる。

協定締結は、日本列島本土から約1000キロ離れた国境離島である小笠原諸島に暮らす島民の安全・安心の確保に資することが目的。海洋学部を中心に、毎年「望星丸」で小笠原諸島を訪れてフィールド教育を実施するなどの関係がある東海大が協力して、同村における新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種に向けて、地域の実情に応じた効果的な実施体制確保を目指す。

医学部付属病院群の経験豊富な医師、看護師、薬剤師らで結成したチームを乗せた望星丸は、6月19日に清水港を出港。21日夕刻に父島・二見港に着岸し、22、23日に父島・地域福祉センターで1回目の集団接種を行う計画となっている。

望星丸の運航は上河内信義船長以下、同船のスタッフが通常どおり担当。出港直前のタイミングで全員のPCR検査を行うなど、感染症拡大防止対策も徹底される。

また、7月13、14日に2回目の集団接種も計画されている。