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総合

2022/04/01

2021年度秋学期学位授与式

コロナ禍の中で新たな一歩

各地で卒業生の門出を祝う

湘南校舎の25日の式典では、教養学部芸術学科デザイン学課程の学生有志が担当した看板が設置され、卒業生の門出に花を添えた

東海大学の2021年度秋学期学位授与式が3月19日から26日にかけて、熊本(19日)、札幌(21日)、清水(23日)、湘南(24、25日)、代々木(26日)の各校舎で挙行された。新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、各校舎から大学院博士課程32人(論文博士含む)、同修士課程350人、学部5830人、別科日本語研修課程2人が卒業した。 (肩書・学部学年は当時)

 

湘南校舎で行われた大学院の学位授与式

各校舎の式典では山田清志学長や各キャンパス長、学部長から研究科や学科の総代らに学位記が授与されたほか、山田学長、髙野二郎副総長らから、学業や課外活動で特に優秀な成績を残した学生に総長賞などの各賞が手渡された。

 

すべての式典では山田学長が英語でスピーチ。SDGsに掲げられている地球的課題、新型コロナを含む世界の医療問題、ウクライナ情勢に触れ、「皆さんには東海大で培った知識や技術を活用し、地球市民、世界連帯の一員としてこれからの人生を歩んでいただきたい」と語りかけた。最後にジョン・レノンの『イマジン』の一節を紹介し、「この曲を通して平和の大切さを感じてください。まさに『ThinkAhead, Act for Humanity』です。皆さんの希望に満ちた世界への門出を心からお祝いします」と話した。

 

学び舎での経験糧に次のステージへ

熊本校舎では山田学長、荒木九州キャンパス

長らと記念撮影

熊本校舎は、開式の辞で荒木朋洋九州キャンパス長が登壇。「九州キャンパスには4月から文理融合学部が誕生し、23年度には臨空校舎が完成するなど、大きく発展します。卒業生の皆さんも、これからも母校を見守ってください」と呼びかけた。卒業生代表の謝辞では、加藤紗優里さん(大学院農学研究科)と久保拓斗さん(経営学部)が、キャンパスライフを振り返りながら将来に向けた決意を述べた。

 

 

学位記を受け取る佐藤さん

札幌校舎では網野真一札幌キャンパス長が閉式の辞で、入学してから約半年後に起きた北海道胆振東部地震やコロナ禍に触れ、「人生には個人の力が及ばない、予想外なことが起こり得ますが、自分を信じ、前を向いて進むしかありません。賢く、力強く、しなやかに進んでください」とエール。佐藤眞士さん(大学院生物学研究科)は、「ゼミの先生に厳しくも優しい指導を受けながら研究をやり遂げたことは糧になる」と振り返った。

 

清水校舎では乗船実習課程の学生が帽子を投

げて卒業を喜んだ

清水校舎の式典では山田吉彦静岡キャンパス長が、「混沌を迎えている世界情勢の中でも、皆さんが学んだ“海”が人類共通の財産であることに変わりありません。修得した知識や技術、かけがえのない友情は必ず皆さんの力になります」と力説。加藤璃子さん(海洋学部)は、「コロナ禍で制限もあったけれど、サークルも研究活動も完全燃焼できました」と笑顔で振り返った。

 

 

 

湘南校舎の式典では祝辞に学校法人東海大学の松前義昭理事長が登壇。学部の卒業生らに向けて「東海大で養った“集い力”“挑み力”“成し遂げ力”“自ら考える力”を発揮し、明確な人生設計を描くとともに人生の目的を定め、後悔のない人生を歩むためにも積極的に挑んでください」とはなむけの言葉を贈った。

 

大学院医学研究科で博士の学位を取得した榊原夢太郎さんは、「付属浦安高校中等部から6年間、学園オリンピックの知財部門に参加し、アイデア出しやディスカッションを経験したことで、進学後も物怖じせず、医学と工学など分野を横断した研究に取り組むことができました」と話す。

 

屋台や縁日が設置され卒業生らでにぎわった

 会場の外には、コロナ禍でさまざまな制限を受けた学生たちの「記憶」と「記録」に残るようにと、フォトスポットや屋台・縁日が設置された。教養学部人間環境学科自然環境課程の池田彩華さんは、「コロナ禍で多くのイベントが中止や延期になりましたが、晴れやかな気持ちで卒業を迎えられた」と語った。

 

 

代々木校舎では藤本学部長から学位記を授与

観光学部生が巣立った代々木校舎では藤本祐司学部長が、「皆さんは4月から社会人となり、国際社会を支えていく役割を担います。観光学部を卒業し学位を取得したことに誇りを持ち、社会でも活躍してください」と語りかけた。平岡ことりさんは、「学部やゼミの仲間と切磋琢磨する中で、入学当初から比べて積極性や行動力が身についたと思います。東海大での4年間は最高の思い出です」と、笑顔で大学生活を締めくくった。

 

 

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