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2019年8月1日号
【札幌】ラベンダーまつり開催
紫に彩られた学び舎で札幌校舎で7月21日に、「南沢ラベンダーまつり」が開かれた。晴天に恵まれた今年度は前 年度の約500人を大きく上回る約1100人が来場。紫に彩られたキャンパスで、コンサートやダンスパフォーマンスなどを楽しんだ。
札幌校舎のある札幌市南区の南沢地区は、日本のラベンダー商用栽培発祥の地とされており、東海大学ではラベンダーを通じて地域とのつながりを深めることを目的に、1666平方メートルの畑で2630株を栽培している。ラベンダーまつりは、見ごろを迎えた畑で、多くの地域住民らにその魅力を伝えるとともに地域との交流をよりいっそう深めようと2006年度から開かれている。
運営は札幌校舎で活動するチャレンジセンター「札幌ボランティアプロジェクト」が担当し、企画立案から地域住民らとの調整などのほか、畑の除草にも取り組んできた。プロジェクトリーダーの黒野春華さん(国際文化学部2年)は、「南沢地区と歴史的なつながりの深いラベンダーを通して、毎年地域住民の皆さんとイベントを開催できることはとても意義がある。地域住民の皆さんたちとも打ち合わせをしながら、準備を進めてきました」と語る。
当日は、ボランティアプロジェクトが6月の建学祭での売り上げを元手に、わたがしの無料配布を行い、子どもたちが長い列をつくっていた。また、南区南沢地区町内会連合会によるラベンダー植栽に関するパネル展示や、やきそばなどの出店にも多くの親子連れが足を運んでいた。
ラベンダー畑をバックにした特設ステージでは、札幌校舎吹奏楽部が「ラベンダーコンサート」を開催。学生サークル「東海大学〜祭屋〜」が「YOSAKOI0演舞」を、ダンス部がパフォーマンスを行い、会場を盛り上げた。
来場者からは、「毎年楽しみにしているイベント。今年は天候にも恵まれて、ラベンダーがとても鮮やかに見えました」「学生さんの一生懸命な姿に元気をもらえました」といった声が聞かれた。黒野さんは、「1000人をこえる来場者の方々に楽しんでもらえてよかった。今後もさまざまなイベントを通じて、地域とのつながりを深めていきたい」と笑顔を見せていた。
(写真下)ボランティアプロジェクトの学生が、来場した子どもたちにわたがしを無料で配った