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スポーツ

2020/02/01

大会新でチーム初の復路V

【陸上競技部駅伝チーム】箱根駅伝総合2位

陸上競技部駅伝チームが1月2、3日に東京・大手町から箱根・芦ノ湖(217・1キロ)で行われた東京箱根間往復大学駅伝競走に出場した。総合2位と目標の連覇には届かなかったが、チーム初となる復路優勝を達成。来年度のシード権も獲得した。

1区には鬼塚翔太選手(体育学部4年)が起用され、首位と10秒差の4位でタスキをつないだ。2区の塩澤稀夕選手(同3年)は、「初の箱根駅伝がエースの集まる花の2区でしたが、気負わずに次のランナーにいい位置で渡すことだけを考えていた」と先頭集団で落ち着いたレース運びを見せ、トップと2秒差の3位に順位を上げた。しかし、その後は首位を走る青山学院大学との差を広げられ、3分22秒差の4位で往路を終えた。

復路のスタートを任されたのは館澤亨次主将(同4年)。前半から積極的な走りで3位に上がると、区間新記録となる57分17秒をマークし、首位青学大との差を2分21秒まで縮めた。7区ではルーキーの松崎咲人選手(同1年)が2位の國學院大學に追いつくとしばらく並走し、残り12キロ付近でスパート。単独2位に浮上し、首位との差をさらに20秒縮めた。

8区では、前回大会の同区間で区間新記録をマークした小松陽平選手(同4年)が2年連続で区間賞を獲得。9区では松尾淳之介選手(同)が区間8位と粘りの走りを見せたものの、首位との差を広げられてしまった。2年連続でアンカーを務めた郡司陽大選手(同)は区間新記録に迫る区間3位の好走を見せたが、総合2位でゴールテープを切った。

それでも復路は5時間23分47秒の大会新記録で初優勝、総合でも大会新記録をマークした前回大会を上回る10時間48分25秒を記録。両角速駅伝監督(体育学部准教授)は、「青学大に圧倒的な力を見せつけられた。この悔しさをバネに挑戦を続け、再び覇者となれるように挑戦を続ける」と決意を語った。

選手層を武器に三冠へ 3年生トリオが軸

駅伝チームは来季、新主将に塩澤稀夕選手(体育学部3年)を据え、チーム初の学生駅伝三冠を目指す。塩澤新主将は、今年度の出雲駅伝、全日本大学駅伝で従来の区間記録を上回る走りを見せた。自身初出場となった箱根駅伝でも花の2区を任され、区間7位ながら、トップと2秒差でタスキをつなぐなどエース区間で役割を果たした。

「先輩たちの悔しさを胸に挑戦者として大学駅伝三冠を果たす」と塩澤選手。さらに、全日本大学駅伝でアンカーを務めた名取燎太選手(同)、1年時からチームの主軸として活躍する西田壮志選手(同)の3本柱は大学駅伝界屈指の実力だ。

2年生では、出雲駅伝で4区区間2位に入った市村朋樹選手(同2年)、1月12日の高根沢町元気あっぷハーフマラソン大会で62分台をマークした本間敬大選手(同)らに期待がかかる。

上級生に負けじと1年生も粒ぞろい。箱根駅伝7区区間3位に入った松崎咲人選手(同1年)、1500メートルで学生日本一となった飯澤千翔選手(同)、昨年12月31日に湘南校舎で行われた駅伝チームの2万メートル学内記録会でチームトップとなった川上勇士選手(同)ら個性豊かな選手たちがメンバー入りを狙う。

新入生にも実力者がそろう。注目は、12月22日の全国高校駅伝競走大会を制した仙台育英学園高校の喜早駿介選手(3年)だ。1区でトップと10秒差の区間6位と好走し、チームに流れをつくった。

1月19日の全国都道府県対抗男子駅伝競走大会でも、5区区間6位と好走し、「力のある先輩や充実したトレーニング施設もあり、大学生活が楽しみ」と笑顔を見せる。1万メートルの持ちタイムはすでに28分台をマークしており、即戦力として期待がかかる。

来季に向けて両角監督は、「高速化する駅伝に対応できるよう、トレーニングを見直し、再び頂点を目指す」と語っている。

関連記事=6区館澤主将が意地の区間新
関連記事=【記者の目から】黄金世代ラストラン

 

(写真上から)
▼往路を4位で終えるも館澤選手や郡司選手らが追い上げ、準優勝となった
▼来季駅伝主将を務める塩澤選手
▼喜早選手は都道府県駅伝でも好走

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