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2021年7月1日号
静岡キャンパスの改組改編に向け会見
地元メディア対象に

東海大学が6月4日に静岡市・ホテルアソシア静岡で、2022年度の実施を構想している全学的な改組改編と、静岡キャンパスの新学部設置等を説明する記者会見を実施した。東海大では、建学80周年にあたる22年度に「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」と題した改組改編を計画。現行の19学部75学科・専攻・課程の教育・研究体制から23学部62学科・専攻に移行する予定となっている。

東海大学建学の地である静岡では1962年に、清水校舎・海洋学部が設置され海洋に関する人材の育成が行われてきた。今回の改組改編では、同校舎に、新しく「人文学部人文学科」(設置届出中)が設置され、2学部体制に再編。海洋学部の学科も海洋理工学科 海洋理工学専攻(設置届出中)、同航海学専攻(設置届出中)、水産学科、海洋生物学科に再編成され、キャンパスの名称も「静岡キャンパス」となる。

記者会見は、改組改編の狙いや概要、新設の人文学部と海洋学部の特徴や新たな教育・研究体制等について広く説明の機会とすることが目的。静岡県内の新聞社やテレビ局など12社の報道陣を前に、山田清志学長、山田吉彦静岡キャンパス長、海洋学部の齋藤寛学部長、人文学部学部長に就任を予定している川一平教授が登壇した。

まず、山田学長が全学的な改組改編構想について説明し、「静岡キャンパスでは、地元に根付いたローカルな側面を持ちながら、全国型の大学である本学の特徴を生かした教育・研究活動を展開していく」と語った。

さらに、8号館に駿河湾と富士山を眺めながら食事やゼミができ、地域住民らも使用可能な多目的スペースである「パシフィックビュープラザ」を新設する計画について紹介し、「潮騒の音を聞きながら勉強できる空間をつくっていく」と展望を披露した。

続いて、山田静岡キャンパス長が、「2学部は連携し、『駿河湾』をテーマに静岡について学ぶ科目などを展開することで、地元の知識を身につけてからそれぞれの専門に入る。人文学部では、“地域を考える”を横軸にした幅広い教育を行う。潮の香りのする学部で、静岡に貢献できるグローバルな視野を持つ人材の育成を目指す。海洋学部は横のつながりを重視した編成とし、東南海地震、津波にも対応できるよう海洋建設土木などに関する科目も発展的に見直す」と話した。

終了後には、県内の高校教員向けに新体制の説明会、個別相談も同会場で実施。川教授と齋藤学部長が詳細な授業内容や研究活動について熱弁をふるった。

 
(写真上)山田学長と山田静岡キャンパス長が、地元に根付きつつも全国型の大学であるスケールメリットを生かした教育研究について紹介した
(写真下)新学部の構想を語る川教授(左)と齋藤学部長