研究
2025/04/01大学院工学研究科1年の荒石菜々美さんと生島駿大さんが、昨年8月28日から30日まで明治大学駿河台キャンパスで行われた「2024年度日本建築学会大会学術講演会」に参加。このほど審査結果が発表され、荒石さんが建築歴史・意匠部門で、生島さんが都市計画部門で、それぞれ若手優秀発表賞を受賞した。
小沢朝江教授の研究室に所属する荒石さんは、かつて交通の要衝として栄え、最盛期には約40軒の別荘が存在した神奈川県国府津町(現・小田原市国府津など)をフィールドに設定。土地台帳や日記、伝記などを調べて国府津町における別荘地の歴史をまとめた。
「本邸から別荘へ庭の木や石、茶室を移し、隠居生活を送るために人々が移り住んだといった物や人の移動に興味が湧きました。今後は別荘所有者らの調査を進めていきたい」と意欲を見せた
後藤純准教授の研究室で都市計画について学ぶ生島さんは、インバウンド観光が増えている神奈川県鎌倉市をフィールドに、観光客を一極集中させない分散型観光の現状を調査。地元住民や事業者への聞き取り調査のほか、観光地になり得る場所をまとめた地図も作成し、現状と課題を指摘した。「住民、事業者、観光客の意見が調和した解決策を考えるとともに、他の地域にも生かせるモデル事例をつくりたい」と話している。※学年は当時
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