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スポーツ

2024/09/01

【デフバレー世界選手権】東海大から2選手が代表入り

日本の初優勝に貢献

コート内外で全力プレー「デフリンピックでも金」

テキ中高時代から共にコートに立ってきた

中田選手(左)と高浜選手。「国際大会で

活躍し、聴覚障がいやデフスポーツのことを

多くの人に知ってもらいたい」と意気込む

沖縄県・豊見城市民体育館で6月21日から30日まで、聴覚障がい者がプレーする「デフバレーボール」の世界選手権大会が開催。高浜彩佑生選手(体育学部2年)と卒業生の中田美緒選手(同2022年度卒)が女子日本代表として出場し、同大会日本初となる優勝に貢献した。 

 

デフバレーは通常のバレーと同じルールで行われ、補聴器は着用せず手話やハンドサインなどでコミュニケーションを取る。今大会、女子は5カ国が出場し、日本は予選リーグを3勝1敗で通過。準決勝でトルコに3―0で勝利し、決勝ではアメリカを3―1で破った。中田選手は全試合にスタメンで出場し、ベストセッター賞に選出された。高浜選手は1試合のみの出場だったが、観客と一緒に応援する方法をメンバー間で考案。日本代表の公式SNSで応援のコールと振り付けを投稿するなど、チームの躍進を後押しした。共に神奈川県平塚ろう学校出身で、現在は県内のクラブチームに所属。「努力を怠らない姿を尊敬している。昔は怖くて距離を縮められなかったけれど(笑)、今では大好きな先輩」(高浜選手)、「一緒にコートに立てることを誇りに思う。セッターとして高浜選手を生かすトスを上げたい」(中田選手)と、厚い信頼関係をのぞかせる。 

 

次の目標は、来年東京で開かれる聴覚障がい者による国際総合スポーツ大会の夏季デフリンピック競技大会だ。中田選手は、「日本初開催で、大会100周年の大きな節目。デフリンピックでも金メダルを目指し、観客の皆さんと一緒に喜びを味わいたい。高浜さんとは、大会が終わっても一緒にバレーで強くなりたい」と語っている。

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