スポーツ
2024/07/01
7月24日から8月11日まで、フランスで開かれるパリ五輪。7月27日から始まる柔道競技には、東海大学の学生・卒業生から日本代表に4選手、スペイン代表とベネズエラ代表に1選手ずつが選出されている。6月3日には、湘南キャンパスで男女柔道部の主催による「学内壮行会」が行われた。学園関係者や柔道部員ら約170人が集い、代表選手たちを激励した。
1964年の東京五輪から始まった柔道では、これまで東海大から13人のメダリストが誕生している。84年のロサンゼルス五輪では、男子無差別級で山下泰裕副学長(大学院体育学研究科82年度修了)が優勝し、東海大卒業生が初めて金メダルを獲得。2000年のシドニー五輪で男子100kg級を制した男子部の井上康生副部長(同03年度修了・体育学部教授)や、04年のアテネ五輪で女子78kg超級の頂点に立った女子部の塚田真希監督(同05年度修了・スポーツプロモーションセンター准教授)をはじめ、「お家芸」と呼ばれる日本柔道の躍進に、東海大柔道部は大きく貢献してきた。
学内壮行会では、各選手が五輪への意気込みや抱負を述べた。東京五輪金メダリストのウルフ選手は、「必ず連覇します」と誓い、現役学生で唯一出場を決めた角田選手は、「スペイン代表として出場しますが、東海大柔道部の選手として戦ってきます」と意気込んだ。松前義昭理事長・学長は、「体調をしっかり管理して試合に臨み、東海魂を発揮して頑張ってください」と激励した。
パリ五輪「TEAM JAPAN」の副団長も務める井上副部長は、「五輪は人生の全てをかけて戦う意義のある大会」と自身の経験を振り返り、「選手たちには、努力を重ねてたどり着いた代表の地位に誇りを持ってもらいたい。試合では、これまでサポートしてくれた方々への感謝を忘れず、自分自身のために精いっぱい戦ってほしい」と期待を込めた。
パリ五輪日本代表には、男子60kg級の永山竜樹選手(体育学部18年度卒・SBC湘南美容クリニック)、男子73kg級の橋本壮市選手(同13年度卒・パーク24)、男子90kg級の村尾三四郎選手(同22年度卒・ジャパンエレベーターサービス)、男子100kg級のウルフアロン選手(同17年度卒・パーク24)が選出。さらに、スペイン代表で女子70kg級の角田ロスタント愛選手(体育学部2年)、ベネズエラ代表で女子70kg級のエルビスマー・ロドリゲス選手(同23年度卒)も出場する。
YouTube東海大学新聞編集部チャンネルでは、壮行会や代表選手のインタビュー動画を公開予定。詳しくはこちらをクリック。
男子60kg級 永山竜樹選手
投げて勝つ柔道が武器
ながやま・りゅうじゅ 1996年4月15日生まれ、北海道出身。2年時に挑んだ講道館杯全日本体重別選手権大会でシニア全国大会を初制覇、2019年の東京世界選手権大会で3位。同年のグランドスラム(GS)大阪の決勝で大学時代の3年先輩の髙藤直寿選手(体育学部15年度卒・パーク24)に敗れ東京五輪代表を逃したが、パリ五輪代表をかけて23年GS東京の決勝で再戦。東京五輪金メダリスト相手に一本勝ちで初の五輪切符をつかんだ。「投げて勝つ柔道で金メダルを狙いたい」
男子73kg級 橋本壮市選手
歴代最年長で代表入り
はしもと・そういち 1991年8月24日生まれ、静岡県出身。大学2年時までは81kg級。階級を落とし、初めて73kg級として出場した4年時の全日本学生体重別選手権大会で準優勝。22年のGS東京で優勝、23年のドーハ世界選手権で3位、ワールドマスターズで優勝といった成績が評価され代表に選出された。日本柔道界では歴代最年長の代表となる32歳で挑む。「ようやくつかんだ初めての五輪代表。感謝の気持ちを忘れず悔いのないよう戦います」
男子90kg級 村尾三四郎選手
憧れの舞台で王座奪取だ
むらお・さんしろう 2000年8月28日生まれ、アメリカ合衆国出身。男子部主将を務めた4年時には、全日本学生優勝大会で、チームの大会6連覇に貢献。個人でも3つの国際大会で優勝した。卒業後の23年は、GSタシケントで準優勝、ドーハ世界選手権大会で3位と好成績を収め、代表内定を決めた。直近では3月のGSアンタルヤで優勝している。「小さいころから憧れていた五輪チャンピオンの座を手にしたい」
スペイン&ベネズエラ
スペイン代表の角田選手は、「日本で柔道を学びたい」と東海大学に入学。昨年10月の全日本学生体重別団体優勝大会で優勝に貢献した。12月のグランドスラム東京では銅メダルを獲得するなど国際大会で好成績を残し、在学生唯一の五輪代表を決めた。「パリ五輪では力のある日本の選手とも対戦することになりますが、全員に勝って金メダルを取りたい」と闘志を燃やしている。
男子柔道部卒業生から4人がパリ五輪に出場することをうれしく思います。もちろん全員に金メダルを獲得してもらいたいところですが、勝負の世界は甘くありません。当然それぞれの持ち味を出すつもりで準備しなくてはなりませんが、一方で「出せるはずがない」という状況も想定して、残りの期間で勝つための準備に取り組んでもらいたいと考えています。
永山は、技のキレや力強さといった持ち味を存分に生かしてほしい。試合感覚に優れている橋本は、重要なポイントで集中力を切らさず踏ん張れるかが勝負のポイントになるでしょう。村尾は、組み手を有利に確保できれば負けることはほぼないと思いますが、しっかりと組めなかったときを想定しておかなくてはなりません。ウルフはノーシードの厳しい組み合わせになるでしょうが、窮地に立ったときにこそ力を発揮できることを忘れないでもらいたいです。
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