スポーツ
2024/12/01
10月24日のプロ野球ドラフト会議で、付属相模高校の藤田琉生選手(3年)と、東海大学静岡キャンパスの宮原駿介選手(海洋学部4年)、熊本キャンパスの廣池康志郎選手(農学部4年)が指名を受けた。プロに挑む3選手を紹介する。
【相模高・藤田選手】海外見据える
198cmの長身から投げ下ろす渾身のストレートに、打者を翻弄するナックルカーブ……北海道日本ハムファイターズから2位の高評価で指名を受けた藤田選手。
「プロ野球選手になることが夢で、ずっと目指してやってきた」
今夏の全国高校選手権神奈川大会で5年ぶりの甲子園出場の原動力となると、甲子園でも奪三振ショーを見せた左腕はベスト8入りに貢献。侍ジャパンU‐18で先発として活躍し、ドラフトでも上位での指名が予想されていた。
しかし、土井崇司校長、原俊介監督(相模高教諭)と壇上に並んだ会見場では、指名の報が届いても表情を崩すことなくじっと前を見続けた。報道陣からその理由を問われ、「緊張で、何も考えられませんでした」と話すほど「頭の中は真っ白だった」という。それでも、祝福する同級生の仲間たちに囲まれると、満面に笑みがこぼれた。
「1年目はプロの選手についていくことが目標」と謙虚に語るが、目線の先には、日本ハムからアメリカ・メジャーリーグに渡ったダルビッシュ有選手(サンディエゴ・パドレス)や大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)の背中がある。「将来は日本だけでなく、海外に行きたい」
【静岡・宮原選手】“最後の夏”に誓った夢
静岡キャンパス硬式野球部の宮原選手は、読売ジャイアンツから5位指名を受けた。同部の選手が支配下でプロ入りするのは初めて。指名後の記者会見では、「活躍して後輩たちの刺激になれたら」と笑顔を見せた。
宮原選手が静岡学園高校3年時の夏、新型コロナにより全国高校選手権大会が中止になった。静岡県の代替大会では1回戦で三島南高校と対戦したが、宮原選手は控え投手に回って一塁手として出場。9回2死の場面で三振を喫し、「マウンドに立てなかったことが何よりも悔しかった。“絶対プロになってこの思いを晴らそう”と誓った」。
大学進学後は主に中継ぎ・抑えとして登板し、3年秋から先発に転向した。このころから、練習が休みの日にも東京にあるパーソナルジムに通い、筋力増強に励む。威力の増した直球は最速153kmを記録。キレ味鋭いカットボールやスライダーを交え、三振の山を築いた。地元メディアでは「静岡のドクターK」と称され、一躍プロ注目の選手へと駆け上がっていった。
高校最後の夏に誓った夢も、指名を受けた今は「スタートラインに立っただけと切り替えている」。「早く1軍のマウンドに上がるため、気を抜かずに練習に励みたい」と目を輝かせている。
【熊本・廣池選手】先発で勝てる投手に
最速153kmの直球と5種類の変化球を織り交ぜ打者を翻弄する。農学部初のプロ野球選手として千葉ロッテマリーンズに入団が決まった廣池選手は、「先発として試合をつくり、勝てる投手が目標」と成長を誓った。
畜産業を営んでいた祖父を手伝い、幼いころから動物が好きだった。畜産業界を目指して宮崎県・都城農業高校から農学部に進学。「野球は大学まで」と考えていた2年時の夏、練習試合で150kmを記録し、「間違いでは? と思った(笑)」が、そこからプロを意識し始めたという。
今年度の春は体調不良で出遅れ、先発した全日本大学選手権大会は1回戦で敗れた。悔しさを糧に「夏場は4年間でいちばん練習した」。緩急の必要性を痛感してチェンジアップやカーブを習得し、走り込みで体力もつけた。秋は先発の柱として九州地区大学選手権南部九州ブロック大会を制覇。エースとしての存在感を示した。
林田倫彦監督(東海大職員)は、「手足の長さと柔軟性、50mを6秒で走る瞬発力もあり、回転数の多いストレートが一番の魅力」と評価する。
座右の銘である「継続」の言葉を胸に、廣池選手は「まずは体づくり」と前を見据えた。
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