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スポーツ

2024/11/01

【男女柔道部】体重別団体で2度目の男女同時V

合わせて学生団体4冠を達成

男子が昨年度の雪辱果たす女子は大会3連覇を飾る

 

男女柔道部が10月19、20日に兵庫県・ベイコム総合体育館で行われた全日本学生体重別団体優勝大会(7人制団体)で、2019年度以来2度目の同時優勝を果たした。男子は、3年ぶり13度目の優勝に輝き、大会最多優勝記録を更新。女子は3大会連続4度目の頂点に立った。両部は、6月の全日本学生優勝大会も制しており、男女で学生団体4冠を達成した。

 

【男子】逆境勝ち抜く力を発揮新星・木原選手が制す

 

大会前には“男女で4冠を取ろう”と話していた

選手たち。優勝の喜びを分かち合った

2回戦、3回戦を無失点で勝ち上がった男子は、準々決勝で日本大学を4―2で制した。前回王者・筑波大学との準決勝は、10月の個人戦・全日本学生体重別選手権大会の66kg級を制した副将の福田大和選手(同3年)らの活躍で2―1とし、決勝進出を決めた。

 

 

 

 

 

明大との代表戦を制した木原選手

決勝の相手は、昨年度の同大会準々決勝で敗れた明治大学。「絶対にポイントを取る」と、次鋒の中村雄太主将(同4年)と五将の新井道大選手(同2年)が一本勝ちでリード。しかし、中堅戦と大将戦を奪われて同点となり、ゴールデンスコア方式の代表戦にもつれ込んだ。本戦を引き分けた階級から、再戦する階級を決めるクジの結果は73kg級。10月の世界ジュニア選手権大会覇者の木原慧登選手(同1年)が畳に上がった。「〝自分に回って来い!〟と思っていました。勝つイメージはできていたので、自分が有利な組み手になるのを待っていた」と、4分39秒に技ありを奪って優勢勝ち。チームに歓喜の輪が広がった。

 

上水研一朗監督(体育学部教授)は、「今年度のチームは、試合を重ねるごとに逆境でも戦い抜ける力がついていきました。決勝戦の前には、リードしても試合がもつれる可能性を学生たちに伝えていたので、代表戦を見据えた準備ができていたことが優勝の要因」と語った。中村主将は、「昨年度の学生大会は2大会とも優勝を逃して悔しい思いをし、目標に向かうチームの結束感が高まっていきました。団体2冠を達成でき、個人でも全日本学生体重別で優勝したので、学生最後の年を最高の結果で終えられてうれしい」と振り返った。

 

【女子】4年生の5人主将が牽引吉岡選手が気迫見せる

 

先鋒の役目を果たした吉岡選手

初日に準々決勝まで行われた女子は、10月の全日本学生体重別で優勝した70kg級の本田万結選手(体育学部2年)と78kg級の池田紅選手(同4年)らの寝技が光り、翌日の試合に駒を進めた。準決勝の帝京大学戦では今大会で唯一、失点を許したが3―1で勝利した。

 

環太平洋大学との決勝では、先鋒の吉岡光選手(同)が、1分43秒に得意の背負い投げで技ありを奪取。その後は大将戦まで引き分けてポイントを守り抜いて1―0とした。3大会連続優勝を飾り、2022年度以来の学生団体2冠を達成した。

 

塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「先鋒戦でポイントを取れるかどうかが鍵になると考えていましたが、吉岡が見事その期待に応えてくれました」と話し、「女子柔道部として団体戦で大事にしている〝人を思いやる気持ち〟を、選手たちが継承していることが3連覇につながりました。4年生が中心となりチームをよくまとめ上げてくれました」とたたえた。

 

女子部では昨年度まで1人が主将の任を担ってきたが、今年度は初めての試みとして4年生5人全員が主将を務め、月ごとに役割をローテーションさせた。今大会に向けて新たに設けた「ミッションリーダー」を務めた池田選手は、「5人での主将は、初の試みなだけに最初は戸惑いもありましたが、4年生それぞれがチームを引っ張るという強い意識を持てていました」と振り返った。決勝点を挙げた吉岡選手は、「団体戦で初めて先鋒を務めたので試合前は緊張しましたが、チームに流れを持ってくる自分の役割を果たせて本当によかった」と笑顔を見せていた。

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