ひと
2022/06/01志村涼風さん（付属甲府高校2年）
5月11、12日に行われた山梨県高校総体71キ
ロ級でも優勝した志村選手
「何か1つに特化するのではなく、勉強もスポーツもやりたいことはすべて挑戦する」
ウエイトリフティングの選手として活躍する志村涼風さんは、昨年8月に福井県・小浜市民体育館で開かれた全国高校総合体育大会の71キロ級で5位に入賞。3月27日には石川県・金沢市総合体育館で開催された全国高校選抜大会の64キロ級で3位に入賞した。
甲府高では女子バレーボール部に所属し、週5日は部活動の練習に取り組み、ウエイトリフティングでは他校の練習にも参加する多忙な日々だ。
中学校でもバレーボール部に所属していた志村さんは、中学1年のときに独立行政法人日本スポーツ振興センターが国際競技への出場を目指す若いアスリートの発掘を目的に実施している「JAPAN RISING STAR PROJECT」に応募。このプログラムを通じてウエイトリフティングに出会い、「力技ではなくフォームが結果を左右する繊細な部分にひかれた」という。
全日本ジュニア選手権大会64キロ級優勝など好成績を残してきたが、高校では特別進学コースに所属し、文武両道を歩む。「将来は医療系の研究職につきたいので、勉強も気を抜かない」と力強い。女子バレー部顧問の田和雄大教諭は、「勉強に2つのスポーツと、3つのことを同時に取り組む生徒はなかなかいない。すべてで結果を残してほしい」と期待を寄せる。今後の目標は両競技での全国優勝。「全く別のスポーツのように思えますが、力の伝え方などでは相関性もあります。体をしっかりつくり、成績を上げていきたい」と意欲を見せている。
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