スポーツ
2022/10/01陸上競技部駅伝チームが10月15日に、東京都立川市・陸上自衛隊立川駐屯地と国営昭和記念公園などで開催される東京箱根間往復大学駅伝競走予選会に出場する。選手たちは「予選会を確実に通過し、本戦で上位進出を目指す」と意気込み、長野県・菅平高原などでの夏合宿を通して、調整を続けてきた。
昨年度の箱根駅伝では最終10区で8位から11位に後退。10位までに与えられるシード権を8年ぶりに逃した。「最後まで何が起こるかわからない、勝負の厳しさを再認識しました」と振り返ったのは宇留田竜希駅伝主将(体育学部4年)。今年度は、松崎咲人選手(同)や竹村拓真選手(同)、川上勇士選手(同)ら最上級生を中心に、チームは一丸となっている。両角速駅伝監督(スポーツプロモーションセンター教授)も、「4年生が厳しくも明るく先頭に立っていることで、例年以上に雰囲気がいい」と手応えを口にする。
さらに、今季は頼もしいエースが帰ってくる。一昨年の全日本大学駅伝対校選手権大会の4区、箱根駅伝3区で、1年生ながら区間賞を獲得した石原翔太郎選手(体育学部3年)だ。2年時は故障に苦しみ、学生3大駅伝すべてを欠場したが、今年の夏合宿では、順調にメニューを消化。「驚異的なパフォーマンスを見せていた」と両角監督も復活に笑顔をのぞかせる。
6月の全日本大学駅伝予選会でも好走した梶谷優斗選手(同2年)や日本学生対校選手権大会男子5000メートルで6位に入った花岡寿哉選手(同1年)も「調子がいいので、チームに貢献する走りをしたい」と口をそろえるなど戦力は充実。予選会から本戦での上位進出へ――。駅伝チームの下剋上が幕を開ける。
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