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スポーツ

2023/07/01

円盤投げ・齋藤選手&走り幅跳び・城山選手

【陸上】日本選手権で優勝

湘南キャンパスと札幌キャンパスで活動する陸上競技部の選手と卒業生が、6月1日から4日まで大阪市・ヤンマースタジアム長居で開催された日本選手権大会に出場。女子円盤投げの齋藤真希選手(大学院体育学研究科1年)と男子走り幅跳びの城山正太郎選手(国際文化学部2016年度卒・ゼンリン)がそれぞれ優勝した。

 

女子円盤投げで優勝した齋藤選手は、「試技中に雨が降り出す予報が出ていたので、早めに記録を残そうと考えていた」と1、2投目から50メートルを超える投てきをそろえた。3投目には、この日最長となる56メートル63の好記録をマークし、同大会4度目の優勝を果たした。高校3年生だった2018年度大会で初めて頂点に立ち、20、21年度大会でも優勝するなど、日本の女子円盤投げを牽引している。昨年度は優勝を逃していただけに、「勝てない期間は記録が安定せず、苦しかった。またトップに返り咲けてうれしい」と笑顔で振り返った。

 

7月には12日からタイ・バンコクで行われるアジア選手権大会や、28日から中国・成都で開催されるワールドユニバーシティゲームズに日本代表として出場する。「世界の舞台で今の自分の実力がどこまで通用するのか楽しみ。好記録を出し続けて、上位進出を目指したいと抱負を語っている。

 

日本記録保持者が大舞台で悲願の初Ⅴ

男子走り幅跳びの城山選手が19年度にマークした8メートル40は、現在も破られていない日本記録。しかし、日本選手権は過去2位が2回とあと一歩のところで優勝に手が届かなかった。「日本一は競技人生の目標の一つ」と話していたものの、20年度からは故障に苦しみ、結果を残せない時期が続いた。

 

迎えた今大会では、跳躍を重ねるごとに尻上がりに記録を伸ばしていき、6回目に追い風参考記録ながら8メートル11をマーク。19年度以来の8メートル超えの大ジャンプで頂点に立った。

 

城山選手もアジア選手権の日本代表に選出されており、「ハイレベルな選手たちとの試合で結果を残せてよかった。日本選手権での優勝は達成できたので、次は世界の舞台でも好成績を残せるように練習に励みたい」と語っている。

 

弟・泰希選手はU20混成でV

真希選手(左)と泰希選手

齋藤真希選手の弟・泰希選手(体育学部1年)は、6月10、11日に秋田県営陸上競技場で行われた「U20日本選手権大会・混成競技」の十種競技で初優勝を果たした。

 

5人きょうだいの“陸上一家”に育ち、真希選手が3番目、泰希選手は5番目に生まれた。共に兄の影響で競技を始め、泰希選手は、高校3年時に十種競技に出会った。同年の世代別日本一を争うU20日本選手権混成では、5位に入賞。大学進学後も着実に力を伸ばし、今大会で初の日本一に輝いた。2人は「互いの活躍が励みになる」と口をそろえており、今後も齋藤姉弟の活躍に注目だ。

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