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2021年6月1日号
ボクシングでプロデビュー
初戦をTKO勝利で飾る 「将来はチャンピオンに」
渋谷亮太選手(工学部建築学科2年)

ボクシングの渋谷亮太選手が4月1日、後楽園ホールでプロのリングに立った。

「相手の身長が高くリーチがあったので、遠い距離では不利になる。近い距離になったら積極的に攻めるつもりでした」と、2ラウンド中盤に力強いパンチを炸裂。得意の左ボディブローを繰り出すまでもなく、鮮やかなTKO勝利でデビュー戦を飾った。「本番ではトレーナーの指示どおり練習してきたことをそのまま出せました」と渋谷選手。

幼稚園から付属相模高校3年時までサッカーに熱中したが、「格闘技が好きで、高校の部活を引退後、ジムでボクシングを体験してハマった」という。ジムでの練習は週5日。シャドウボクシングやサンドバッグ打ちなどで1日2時間ほど汗を流し、ランニングやウエートトレーニングでフィジカル強化にも取り組んでいる。そうした努力が実を結び、昨年12月にはプロテストに合格した。今年からトレーナーとしても週2回、ジムの一般会員を指導している。「自分の知識をアウトプットすることで得られるものも大きい」と、レベルアップにはどこまでも貪欲だ。

コロナ禍の今は「オンライン授業が多いので、あいた時間をうまく使っている」というものの、在籍する建築学科では多くの課題と向き合う。練習や試合に向けての減量も楽ではない。しかし、その苦労を上回る魅力がボクシングにはあるという。「非日常を楽しめるのはもちろん、試合ではたくさんの人が応援してくれる。その声援に応え、喜んでもらうことがとてもうれしい」

今後の目標は「年内の試合をすべて勝って、来年度の全日本新人王決定戦で優勝したい。その後も勝ち続けて、将来はチャンピオンになりたいです」と力強く言いきる。プロボクサー渋谷選手の挑戦は始まったばかりだ。 (取材=小野哲史)

 
(写真)デビュー戦で白星を挙げた渋谷選手(写真=本人提供)