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スポーツ

2012/09/01

【浦安高柔道部】インターハイ男子団体初制覇!

史上4校目の高校3冠達成












富山県などで8月20日まで開催された全国高校総合体育大会(インターハイ)で、付属浦安高校が柔道男子団体で初優勝した。「3冠しか見えていない」。チーム全員が大きな目標に向けて挑んだ――8月2日から6日まで富山県・アルビス小杉総合体育センターで行われた男子の団体戦に出場した付属浦安高校が初優勝を果たし、3月の全国高校選手権大会、7月の金鷲旗高校大会に続いて、史上4校目の〝高校3冠〞を達成した。

「理想的なチームに出会えた。選手全員で勝ち取った」と竹内徹監督(浦安高教諭)は満面の笑みを浮かべた。〝高校3冠〞に王手をかけて臨んだインターハイ。これまでの2大会と最も違うのは、勝ち抜き戦ではなく総当たり戦という点だ。過去2大会では、劣勢からエースのベイカー茉秋(ましゅう)選手(3年)が1人、2人と勝ち抜き、逆転する試合も多かった。「ベイカー先輩に頼らなくても勝てるということを証明したい」とウルフ・アロン選手(2年=上写真)をはじめ、選手全員が闘志を燃やしていた。

迎えたインターハイ。「今大会に照準を合わせ、全選手が調子を上げている」と竹内監督が話したとおり、初戦から先鋒・ウルフ選手、次鋒・石神大志選手(同)が開始2分で一本勝ちするなど圧倒的な強さを見せつけた。決勝戦の相手は、3月の高校選手権で苦戦を強いられた日体荏原高校。先鋒のウルフ選手は試合開始から果敢に攻め込み、豪快な一本勝ちで流れを呼び込むと、中堅の村田大祐選手もルーキーながら堂々の戦いぶりで有効を奪う。そして副将に入ったベイカー選手が登場=下写真。抑え込みで一本勝ちし、初優勝を決めた。

高い意識で稽古に励み、2年連続の偉業を狙う

「何も言わなくても、練習後には自主的にトレーニングをしていた」と竹内監督は選手たちの意識の高さを評価する。チームは勝利を重ねながらもスタミナを課題に挙げ、タイヤ引きや走り込みを重点的に行ってきた。「5分間の試合で一瞬もひるむことなく、全力で戦えるようになった」とベイカー選手は成果を実感している。ウルフ選手は、「2年連続3冠を目指したい」と早くも来年へ目を向ける。これまで、世田谷学園高校と付属相模高校の2校しか成し遂げたことのない偉業を達成すべく、日々稽古に励む。

インターハイで付属高勢が活躍
柔道個人・小原選手&ベイカー選手が優勝

全国高校総合体育大会(インターハイ)が、7月28日から8月20日まで北信越5県で各競技が開催され、付属高校の選手たちが活躍を見せた。陸上競技の七種競技では、豊田梓選手(付属翔洋高校3年)が3位に入賞。水泳(飛び込み)の女子高飛び込みでは、岩崎莉奈選手(付属浦安高校3年)が3位に。また柔道個人では、男子81㌔級の小原拳哉選手(付属相模高校3年)と、90㌔級のベイカー選手が優勝。60㌔級の浅利昌哉選手(付属第四高校2年)が準優勝、同じく60㌔級の竹内文汰選手(付属仰星高校2年)と、太田佳希選手(山形高校3年)、100㌔級のウルフ選手は準決勝で敗れ3位となった。

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