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スポーツ

2014/05/01

柔道体重別、4選手が日本一に輝く

髙藤、ベイカーら3選手が世界へ

階級ごとの柔道日本一を決める全日本選抜体重別選手権大会が4月5、6日に福岡国際センターで開催され、東海大学から、卒業生を含めて男子15選手、女子4選手が出場した。

男子では、100キロ級で熊代佑輔選手(大学院体育学研究科2012年度修了・ALSOK)、90キロ級で吉田優也選手(体育学部11年度卒・旭化成)、66キロ級で髙市賢悟選手(体育学部3年)、60キロ級で髙藤直寿選手(同)の4選手が優勝。ほかにも同90キロ級のベイカー茉秋選手(同2年)や女子78キロ超級の田知本愛選手(体育学部10年度卒・ALSOK)ら多数が準優勝するなど、東海柔道の実力を見せつけた。田知本選手は4月20日に横浜文化体育館で開かれた、皇后盃全日本女子選手権大会でも準優勝している。

また、両大会の成績や国際柔道連盟の定める国際ランキングなどの結果、8月にロシア・チェリャビンスクで開催される世界選手権の日本代表選手が決定。髙藤選手、ベイカー選手、田知本選手が代表に選出された。

昨年のリオデジャネイロ大会に続く連覇がかかる髙藤選手は、「自分は、1度世界チャンピオンになっただけ。出場する試合に全部勝ち、国内外無敵になれるように頑張りたい」と意気込みを語っている。(4月26日記)

(写真上から)
世界選手権2連覇が期待される髙藤選手
初の世界選手権出場を決めたベイカー選手

 
柔道選抜体重別 男子66キロ級
髙市選手初出場で日本一


初の大舞台で柔道日本一をつかみ取った――。全日本選抜体重別選手権大会に、柔道部から卒業生も含め多数の選手が出場する中、男子66キロ級を髙市賢悟選手(体育学部3年)が初出場で制した。

愛媛県・新田高校3年時には全国高校体育大会で優勝。ジュニアの国際大会でも優勝を飾るなど実績を残してきた。しかし、大学入学後は腰のけがもあり、2年時の全日本ジュニア体重別選手権大会で2位、講道館杯全日本体重別選手権大会では3位……。同級生の髙藤直寿選手が世界選手権で優勝する中、思うように結果が出せず悔しい思いをしてきたという。
 
「髙藤に追いつきたい」と語っていた髙市選手にチャンスが巡ってきたのは今年2月。オーストリアで開催されたヨーロッパオープン・オーバーヴァルトをオール一本勝ちで優勝。この結果、世界ランキングの国内上位8人に出場権が与えられる選抜体重別への切符を手にした。
 
初戦から得意の背負い投げで一本勝ち。続く2回戦で対戦したのは世界ランク2位の海老沼匡選手(パーク24)だ。「国内でこの人と戦える機会はここしかない。絶対に勝つ」と試合に挑んだ。
 
開始2分で技ありを奪取。その後、有効を取られるなど猛攻を受けるも、残り30秒で体勢を崩した海老沼選手をそのまま抑え込んで技あり。粘りの柔道で一本勝ちを収めた。決勝戦では六郷雄平選手(了徳寺学園職員)から指導2を奪い優勢勝ちで優勝を決めた。「苦しい試合でしたが、今日は誕生日だったので頑張りました」と笑顔でひとこと。「リオデジャネイロ五輪に向けて動いていく。外国人選手にも勝てる柔道をしたい」と語るホープの挑戦は始まったばかりだ。(取材=本川由依・文学部4年)

◆主な結果(敬称略)【男子】60キロ級①髙藤②石川裕紀(体育学部10年度卒・了徳寺学園職員)▽73キロ級②中矢力(同11年度卒・ALSOK)▽81キロ級②長島啓太(同10年度卒・日本中央競馬会)▽90キロ級①吉田優也(同11年度卒・旭化成)②ベイカー茉秋(体育学部2年)▽100キロ級①熊代佑輔(大学院体育学研究科12年度修了・ALSOK)②羽賀龍之介(大学院体育学研究科1年・旭化成)【女子】78キロ超級②田知本愛(同10年度卒・ALSOK)

(写真)決勝では相手選手を圧倒

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