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スポーツ

2011/11/01

出雲駅伝 大学駅伝開幕戦は4位入賞

全日本、箱根で“3強”を崩す

大学駅伝シーズン開幕戦となる第23回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月10日、島根県・出雲大社から出雲ドームまでの6区間44.5㌔で行われた。3年ぶり15回目の出場となった東海大学陸上競技部駅伝チームは4位に入賞した。

「各区間、もう一歩ずつ前で勝負できていれば、流れや展開、タスキを受け取る選手の勢いも変わったと思う。タイム差以上に上位3校との差を感じた」優勝した東洋大学と1分24秒差の4位入賞を、両角速監督(体育学部准教授)は厳しい言葉で振り返る。1区の早川翼選手(理学部3年)がトップと22秒差の5位と上々のスタートを切ったものの、その後は一時8位まで後退。5位でタスキを受け取ったアンカーの村澤明伸選手(体育学部3年)が、区間賞と10秒差の2位と力走を見せて順位を1つ上げたが、目標に掲げた3位には届かず。村澤選手は、「遠くても先頭が見えていたので追いつきたかった。自分の力不足」と悔やんだ。

出雲路の悔しさ糧に 目指すは3位入賞
今大会のトップ3、東洋大学、駒澤大学、早稲田大学―。昨年の全日本大学駅伝、今年の箱根駅伝、そして代替わりして迎えた今回の出雲駅伝と、上位3大学の顔ぶれは変わらない。「経験、実力、そして勝負に対する意識がこの3大学とうちでは全く違う。3強に対して自分たちに足りないものは何なのかを感じてくれれば、今回のレースも意味のあるものになる」と両角監督。

次に控えるのは11月6日の全日本大学駅伝だ。距離は一気に倍になり、愛知県・熱田神宮から三重県・伊勢神宮までの8区間106.8キロで優勝を争う。1区間あたりの距離も増えるが、栗原俊主将(同4年)は、「長い距離に対応すべく夏合宿でもしっかり距離を踏んできた。今回走った選手も、結果には満足していない。全員が力を発揮し尽くして3強の一角を崩したい」と前を見据える。今大会、けがで欠場した元村大地選手(同2年)や吉川修司選手(同1年)も加われば選手層は厚みを増す。出雲路の悔しさと経験を糧に、残り2大会で巻き返しを図る。

関連記事:けがを克服、世代のトップ狙う

 
(写真)ゴール近くの東海大応援団の前を通過する村澤選手。湘南校舎の応援団やチアリーディング部のほか、多くの卒業生が声援を送った

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