Column:Point Of View
2021年12月1日号
思考の整理に便利なツール
情報通信学部通信ネットワーク工学科 宇津圭祐 准教授

授業や会議でのアイデア出しやメモ、ゼミナールでのディスカッションやプレゼンテーションに、どのようなアプリケーションを使用していますか?

ワープロソフトやプレゼンテーションソフトなどを使用することも多いと思いますが、筆者がよく利用している、「マインドマップツール」を新たな候補として勧めます。

そもそもマインドマップとは、トニー・ブザン氏が考案した、アイデア出しや思考の整理に使用される表現方法を指します。テーマを図の中心に書き、そこから枝(ブランチ)を広げていきながら、思考の流れがわかるように文字やイメージ図で表していくもので、マインドマップツールは、この過程をより簡単に可視化できるよう開発されたアプリです。特筆すべきは、オンラインのツールとして使用できることから、インターネットを通じて複数人でマップを共有しながら編集し、議論を深めることができる点です。

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、筆者の研究室でもオンラインでのゼミナールや打ち合わせの機会が多くなりましたが、学生とマップの画面を共有してディスカッションを実施するようになりました。もちろんPCの画面でワープロソフトを開き、その画面を共有して話し合うことも可能ですが、画面上のテキストを見つめたままでは議論しにくいものです。

最近は視聴者に対しさまざまなノウハウを提供するYouTube動画が多くみられますが、YouTuberがマインドマップツールを用いてプレゼンテーションを行っているものもあります。一般的なスライドによるプレゼンテーションと比較しても、より思考に近い形で表現されており、理解しやすいでしょう。

ちなみに本原稿の執筆においても、マインドマップツールを利用して考えを整理した後、ワープロソフトで原稿を作成しています。今後は、筆者も講義における説明に活用できるのではと考えています。

本原稿を読んでいる学生も、ノートテイキングやリポート作成、プレゼンテーションに活用してみてはいかがでしょうか。

(筆者は毎号交代します)